言の葉とめぐる旅 5:本番、そして本番後
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9月中旬にホール打合せを終え、出来ることは出来る限りやろうと覚悟を決めて、祈るような気持ちで準備を進めました。9月下旬から10月上旬に開催されたコンサートの話を聞きながら情報をアップデートしていきました。
プログラム校正が出来てくるといよいよ本番という気分が高まります。名簿に書かれたこんぺいとうとは何か悩んだ時期もありました。(私も表記ゆれサービスなどを提供していました)
不安の種
考えうる準備は順調に進んでいきました。それでもやはり心配だったのは、やはり「万が一」の場合です。メンバーやスタッフのこと、来場者のこと、ホールのこと、そして合唱に対する評判のこと。背負うものが大きくて精神的にはかなり厳しいものがありました。
また、コロナと同時に心配していたのは「台風」です。昨年のEARTH延期があり、この時期の心配ごとではあります。1週間前の天気予報は「少雨風強し」となっており、こちらもそれ以上強くならないように祈るばかり。(言霊とまでは言わないけれど、「降りしきれ雨よ」と歌う団があり「雪が激しく降り続ける」と歌う団があることは単なるネタとも言えず)
演奏会の際に、運営が天候(台風・降雪・地震など)の心配をしていること、一般メンバーの皆様もどうか知っておいて下さい。
本番当日
本番当日は少雨。台風にならなかったことは本当に安堵しました。今回は本番会場とリハーサル室が別途で移動の必要がある、という状況で、移動と着替えの兼ね合いが難しかった。また、雨が降ると窓を開けることが出来ないので、換気面でやや不安が残りました。(後日のアンケートで指摘あり、今後に活かせる情報)
開演前、私自身は当日預かり・当日券の対応で、スタッフの皆様と受付待機。Web受付をしていたのが自分であったことと、何かトラブルがあった際に責任者がすぐそこにいた方がスタッフが安心できるだろう、という考えでした。あまり一般的な対応ではないでしょうが、袖でジッと待つことが出来なかったのは自分の性格でしょう。
本番が始まったら後は流れるままに。この状況で歌えること、それを聞いて下さる方がいることに感謝しながら。演奏は生配信を行っていましたが、150人近い方が配信を見てくださったようです。
アンコールは「ほらね、」。本来は3団体合同演奏の予定でしたが残念がら断念して、合唱団あきあかね単独の演奏となりました。それでも、本当に良い演奏だったし、今回のコンサートに相応しい選曲が出来たと思います。
3団体の演奏のうち、合唱集団EARTHと合唱団あきあかねの演奏はYoutubeにてアーカイブがありますので、よろしければこちらもご覧ください。(あきあかね終曲「真昼の星」に回線不安定による切断があります、あらかじめご了承下さい)
本番後、そして次回
本番が終われば演奏会が終わり、というわけではなく。出演者やスタッフ、来場者の皆さまが、2週間のあいだ健やかに過ごせるかというところまでが演奏会です。もし体調不良者や陽性者が出た場合…の対応について考える事は、必要だとしても負担が大きいことでした。
無事に2週間過ぎたときは、本当に安心しました。この時の安心は、ちょっと文字で表すことが難しいものです。そして、運営事務(決算やアンケート)が無事終わり、演奏会が本当に終わりました。
出演者、スタッフ、来場されたお客様、配信をご覧いただいた方、ホールのスタッフ、応援くださった皆様に改めて感謝します。
コンサートにおいて取り組んだコロナ対策などを資料にしてまとめましたので、もしよろしければご覧ください。
「言の葉とめぐる旅」コロナウィルス対策レポート
次回も一緒にコンサートをしたいね、と、2021年10月に第2回ジョイントコンサートを計画しています。詳しくは2021年1月下旬頃に情報をお伝えできるかと思います。お楽しみに!