
はじめまして
宇田川吾郎です。合唱指揮者です。東京・埼玉・千葉を中心に活動しています。たまに神奈川にも行きます。
初回記事は自己紹介として、私が合唱指揮者になるまでのざっくりとした経緯、そして出来ることと出来ないことについて書いてみようと思います。
音楽家になる予定はなかった
私は、お読みいただいている多くの皆様と同じように、合唱部・合唱団に所属して合唱を愛好する、どこにでもいる普通の社会人でした。
一般合唱団のある練習日、指揮者が急に休みとなり、誰かが練習を仕切らなければ…と臨時の団内指揮者に立候補した事が始まり。この練習が好評で正式な団内指揮者になり、後に、私が指揮をする合唱団が出来ました。
多くの合唱団の知人が出来て話をしていくうちに、「合唱団員が指揮者に求めているものは音楽性だけではない。そこに不満がある。」ということが分かってきました。ならば、私はその不満を解消できる立場になりたいと一念発起、10年のサラリーマン生活に別れを告げました。
出来ること と 出来ないこと
こうして、音楽の専門教育を全く受けていない指揮者の誕生です。声楽・ピアノ・指揮法・楽典・編曲法など、あらゆる事が独学です(ピアノは大人になってから数ヶ月習いましたが…)。日々努力はしていますが、客観的に見て私の音楽的能力はハイアマチュアでありましょう。
では何が出来るのかというと、合唱団員の経験やサラリーマンの経験を合唱の指導に活かすこと、です。「芸術家(音楽家)の常識と一般人の常識は違う」と言われてきた認識のズレを埋めて、お互いのストレスを減らしていき、居心地の良い空間を作ることです。
目指すこと
人と人とが出会って縁となり、お互いの人生がより豊かになっていくことが大切です。音楽(合唱)はそのための手段であって、目的ではありません。だからといって、音楽の練習はテキトーで飲みニケーションしましょう、というのも違います。良い曲を上達しようとする努力・成長・成果を共有する営みだからこそ、人が信頼によって繋がっていきます。
そういう場を作る指揮者でありたいものです。