アストライアのこと
2021年の副次的文化系合唱祭に際して、アンサンブル・アストライアのことを記録します。
妄想:2018年9月
2018年の副次的文化系合唱祭が終わって、来年出演するとしたらどのような内容が良いだろうと考えていた時に思い浮かんだのが女声合唱でのエントリーでした。松下耕の「日々のあぶく」の作品群が副次的にウケるのではないかという思いと、Starsとペンライトの相性が良いのではないかという思いはすでにありました。
しかし、2019年はまほろばでの出演などがあり、この構想は一旦保留となります。
構想:2019年8月~9月
2019年8月25日の副次的文化系合唱祭。合唱集団なつほたるでは、3曲めの『ヒカリ』にて、歌い手はペンライトを持ち、曲の終わりに照明を落とすという演出をしました。これがまるで満天の星空のようで、神秘的で幻想的でした。
前年思いついていた『Stars』への思いが再燃し、8月27日には妄想という形で構想をツイート、9月2日には需要調査という形でTwiplaを立てました。このTwiplaでは自分が想定していた以上の手応えを感じ、実現に向けて進むことになります。
団名決定、片岡さんへ打診:2019年12月
団体名を決めたのはこの時期です。星の歌を歌うのであれば、星座にちなむ名前を付けたいと考えていました。女声合唱であることから乙女座を想起し、その女神の諸説(アストライア、デーメーテール、ペルセポネー)の中から選び、「アンサンブル アストライア」という団名に決定しました。
同時に、Starsとどんな曲を組み合わせるかを悩んでいました。Starsが6声ということを考えると、組み合わせの曲はシンプルな3声(div.なし)にしたかった。その上で、ネタに走らない王道の合唱スタイルで、という希望を満たす曲はなかなか見つからずにいました。
その頃に、別の合唱団で片岡大二郎さんの「しき」に取り組むことになりました。div.のない女声3部でここまでの彩りが出ることに感心した私は、片岡さんへの打診を決意。即日の快諾をいただきました。
作品ができる:2020年3月
メンバー募集は想定していた以上に順調で、22人の賛同をいただきました。あとは片岡さんからの完成を待つばかり。
作品のテーマ指定はもちろん「星・星座」です。片岡さんはTwitterで和合亮一さんの「銀河の詩集」が発売されることを知り、手に取り、そして『星の明かりに』に曲を付けることを決めたと連絡がありました。ほどなくして楽譜が完成し、とうとう練習が始まる、というところでした。
第6回副次的文化系合唱祭は【中止】:2020年5月
しかし、新型コロナウィルスが拡大。2020年4月に東京を始めとする7都府県に緊急事態宣言が発令され、4月16日にはその対象が全国に拡大されました。このような状況から、第6回副次的文化系合唱祭は中止となりました。妥当な判断だと思います。
アストライアは、また来年に再びエントリーしようと誓い、一旦の解散となりました。
メンバー再募集:2021年4月
2021年の副次的文化系合唱祭は開催するとの情報が出たので、改めてメンバー募集をしました。残念ながら合唱活動を自粛している人も多く、前回ほどの人数には至りませんでしたが、今回ならば参加できるというメンバーもいて、最終的には15人でのエントリーとなりました。
練習開始:2021年6月~
6月から、待望の練習開始。8月1日には作曲の片岡さんも練習に立ち会っていただき、多くの示唆をいただきました。本番まで後2週間、どうなるでしょうか。
本番当日:2021年8月15日
副次的文化系合唱祭Day2、天気の心配はありましたが無事に終了しました。主催・運営の皆様、講師の皆様、MCの吉田純也さんに心から感謝です。
純也さんのMCでは「大迫半端ないって」や「タピオカ」のさわりを歌っていただきました。無茶ぶりの原稿にお付き合いいただき感謝です。
「星の明かりに」では女声アカペラの響きが豊かに伝わり、「Stars」ではグラスハープとトーンチャイム、そして照明の演出で好評をいただきました。
アンサンブルアストライアの演奏に関するツイートをTogetterにまとめましたので、演奏の様子などはこちらで感じ取っていただければ。
副次的文化系合唱祭合唱祭Day1、Day2の全体の様子は、こちらもTogetterにまとめられていますのでご参照ください。
2021副次的文化系合唱祭〜復宴〜day1ツイートまとめ
2021副次的文化系合唱祭〜復宴〜day2ツイートまとめ