芸能活動を続けるのはお金だけじゃないかも V6を見ながら思う(経営学の動機付け衛生理論)
【四半世紀のアイドルファンが想うこと★V6★ vol.94】
V6は、活動締めくくる時、それがTwitterのトレンドになったり、マスコミもたくさん取り上げてくれた。デビューが1995年で、四半世紀以上にわたって売れ続けてきた。
SMAPさんが作ってくれた道筋が大きいのだが、アイドルの活動が10年、20年以上続くことも珍しいことではなくなった。
ただ、お金だけで言えば、V6の彼らは、デビューして最初の数年間で充分稼いでいると思われる。
それでも、彼らは活動を続け、グループを締めくくった後も、それぞれが芸能活動を続けていく。
お金とやりがいについては、経営学で、名前はトンデモなく難しい「動機付け衛生理論」なるものがあって、それについてこんなふうに言われている。
「儲かりそう」と言う理由で仕事を選ぶと意外と気持ちがノらなくて長続きしないってことなのかな
やりたいことをやるのが一番幸せってことなんじゃない?
(「大学4年間の経営学が漫画でざっと学べる」著者 高橋伸夫・うだひろえ)
(「動機付け衛生理論」って名前は理解しにくいですが、
動機はモチベーション、
衛生は、直感的にはハテナですが、お金や職場環境とのこと。
それでもわかりにくいのですが、お金や職場環境は
不満を予防するための動機にはなるが、それだけでは不十分
という理論のようです。ああ言葉って大変。)
V6の彼らは、最初の何年かでもうお金は充分あるだろう。
彼らの誰かが無駄遣いしたという話も聞かない。いちファンから見たら、彼らは、高級外車を乗り回してるとか、高い遊びを頻繁だとかってこととは離れたところにいる印象だ。
彼らがよく言ってるのは、ファンに楽しんでもらう、喜んでもらうということだ。そのためにパフォーマンスを発揮し、ファンと直接会えるコンサートでは様々な工夫や挑戦をする。
ファンに楽しんでもらうことは、彼らにとっても素晴らしい景色を見ることにつながる。コンサートは、色んなアーティストのインタビューを聞いていると、緊張するものだが、特にアリーナクラス以上のコンサートの雰囲気は全く違うものらしい。
彼らが芸能活動を続けられるのも、お金はもちろん大事だが、自分たちが練り上げたものでファンに楽しんで喜んでもらって、それが返って自分たちが素晴らしい景色を見ることにつながる。それでずっと芸能活動を続け、今後も続けていくのだろう。
もちろん、苦労はあるだろうが、彼らは、最高の居場所を見つけたのだと思う。