キングオブコント2023「カゲヤマ」
小林:タバやん。先輩:益田康平
お正月のような音が流れる。
先輩:「小林」
小林:「先輩!」
先輩:「大丈夫か」
小林:「自分が極秘資料なくしてしまっただけに、取引先の社長が怒っています。」
先輩:「そうかそれで」
小林:「こちらでお待ちいただいています。」
先輩:「小林ミスは誰にでもある。問題はミスを犯してしまった後だ。誠心誠意謝罪して許してもらえればいいんだ。よし。今回は俺が代わりに謝ってくる。」
小林:「自分も代わりに」
先輩:「大丈夫だ。その代わり、これが済んだら松屋の牛丼おごれよ。ハハハハハ」先輩は小林のしりを思いっきりたたく。
先輩:取引先の人がいる襖を開く。「失礼します。」大きな声で吠える先輩。
小林:「くそ、何やってんだよ俺はさ。毎回毎回ミスばっかりで、先輩に迷惑かけて何やってんだよ。
先輩:大きな声で「申し訳ございませんでした。申し訳ございませんでした。大変申し訳ございませんでした。」
小林:「先輩すみません。やっぱり自分も謝ります。」襖を開けると全裸の男が土下座している。
「えー!!おしり!うそうそ見間違えだよな。全裸で土下座してるの。」
先輩:「申し訳ございませんでした。申し訳ございませんでした。大変申し訳ございませんでした。」
小林:「やっぱ自分も謝ります。おしりーーー!!うわA-先輩のお尻ちょっときれいだったな。」
・・・・・
先輩:「許してもらったぞ。誠心誠意謝罪すれば許してもらえるんだな。社長さんが新商品のサンプルもってきたかって」
「すいません忘れました。」
先輩:「そうかよし俺が代わりに謝ってくる。」
「自分も行きます。」
「大丈夫だ。ここは俺に任せとけ。さらに本気で謝ってくる。その代わりこれが終わったら松屋の牛丼にみそ汁つけろよ。」
小林:「松屋にみそ汁ついてます。」
先輩:「申し訳ございませんでした。申し訳ございませんでした。大変申し訳ございませんでした。」
突如宴会芸で流れるようなずーーーーと音が流れる。小林は襖を開ける。ジャンという音と同時に先輩は赤い布の上にお酒を置き、テーブルクロス引きのように華麗に赤い布を引っ張る。
小林:「どういうこと宴会芸みたいなことをしてるんだけど。」
襖をまた開けると先輩が全裸で足を組んでいる。
小林:「まゆゆの写真集みたい」
「許してもらったぞ。」襖を開けた先輩は浴衣姿で現れた。
「気にするな後輩のしりぬぐいは先輩の仕事だ」」
「よっしゃ小林牛丼食いに行くぞ。お前のおごりだからな。」
小林:「自分も謝りに行こう。めっちゃ怒っている。」
おしまい。