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太平洋岸自転車道を走ってみた話。 #12


12日目

台風が近づいてきているので早く帰らないといけない。
そのためにあと3日で帰れるように予定を立てた。
なのでできるだけ早起きした。

今日は3時に起きた。
前も3時に目覚ましをしていて起きられなかったが、今日は無事起きられた。
やはり早く寝れば早く起きられるらしい。
当たり前だが。

早く起き、朝ごはんを食べる。昨日ホテルの1階のカフェで晩御飯を食べた。その時に朝ご飯用にパンを買っておいたのでそれを食べた。

ちなみに下のカフェでは、永遠とあいみょんやRADWIMPSなど私の好きなようなジャンルの曲が流れていた。
帰るときに店員さんにラッド好きなんですかと聞いてみると??な顔をしていた。
どうやら前の店員さんが好きだったようだ。
朝ご飯はあんぱんとチョコのサクサクしたパンを食べた。おいしかった。

真っ暗すぎて方向がよくわからない。
三重は自転車道が合流したり枝分かれしたりしていてとてもわかりにくいし、標識も暗くて見えにくい。

3キロぐらい進んでしまったが反対だったので引き返した。
早く出ておいてよかった。
そのうちに朝日が出てきた。

前は日没に走っていて、夜のいつまでも続く感じとか、山も真っ暗だし、雨も降っているし、携帯も壊れているしですごく怖かった。

日没に比べたら日の出は朝が来ることがわかっているし、車も少ないので走りやすかった。
明日も早く起きよう。

今日ははいたくさん走るのでどこも観光はしない。
というか明日も明後日もしない。

三重や和歌山はいつでも来れるし、敢えて今どうしても行きたいところもないので、もうとにかく走る。

志摩スペイン村は行きたかった。また行こう。
走りながら時々道の駅があったので寄ってちょっとだけ休憩した。
三重は驚くほどコンビニがなくて喉が渇いたり、お腹がすいたりして死にそうだった。

朝は気持ちよく走れたがやはり日が出てくるととても暑い。
しかも朝の時点でかなりの距離を走っているので体もくたくたである。

何度もスポーツドリンクを飲んだり経口補給食を食べたりしながら頑張った。

初めてファミマのフラッペを飲んでみた。
おいしかった。他の味も飲んでみたい。
いろんな味があると他の味も飲みたくなるので、これはそういう商法なのだろう。賢い。

今回の旅ではいろんな生き物に会うことができている。ウサギ、リス、カニ、ヘビ、サルもいた。

日本昔話はやはり日本にいる生き物登場させているのだ。そりゃそうだけど。いろんな人にも会えたし、いろんな動物にも会えた。

会えた人の中でもやっぱり親切にしてもらった事はよく覚えている。
携帯が壊れたときに話をしてくれた、バスの運転手さん。
加工品工場のお兄さんなどが印象に残っている。

途中で2時ごろ暑くなりすぎてもうダメだと思った。完全に心が折れた。
膝がガクガクになって上り道はのぼれない状態になってしまった。
少し登ろうとチャレンジしてもすぐに足が動かなくなってしまう。
暑いし体もふにゃふにゃだしもうだめです。

泊まるホテルまでまだかなりあったのでもうちょっとしたら諦めて別のホテルを取ろうと決意した。
しかし近くに何もないのでとりあえず近くの街まで出ようと思った。

だが坂を登る元気は無い。
そうだ。歩いて押せばいいんだということを思いついた。
自転車を押していると上りが終わって平坦な道になった。
自転車に乗れそうな気がしたので乗ってみたら体が元気になってきた。
その後すごく長いトンネルに入って暑いのもちょっとマシになった。

トンネルを出ても太陽がさえぎられて、さっきほど暑くはなくなったもう元気だ。


混み混みのラーメン屋

昼ごはんはラーメン。

坂道も登れるし、やっぱりあきらめないで頑張ったらいいことがある。走っていくうちに元気が出てきたので予定通りホテルを目指すことにした。ただ時間が少し長くなってきていて、このままではまた日没後を走らないといけないことになる。

それは困るので急いで走る。
何とか日没までにホテルに行けそうな時間になってきた。
そこまでかなり飛ばして走ってきたがやればできるじゃないか。私。

と思っていたけれど、ホテルの近くにはコインランドリーがないと言うことがわかった。コインランドリーまで行ってまたホテルに戻ってくるのは遠い。なので行く道にあるコインランドリーに行くことにした。

しかしそうするとねやっぱり日没後に走らなければいけないことになった。
なんてこった仕方ない。


中華単品唐揚げ餃子

洗濯をしてその間にご飯を食べた。
唐揚げと餃子とご飯を食べた。
前に中華のお店に行った時に単品が食べたい気持ちだったので、めちゃくちゃラーメンをしている店だったが単品を食べた。おいしかった。

洗濯を回収し宿に向かった。やっぱり真っ暗だったけれど、前に走っていた道のりは明るかったし、そんなに坂もなかったのでまだ安心して走れた。

雨も降っていなかったし携帯も無事だったからかもしれない。
ホテルに入る道に行ったが、ホテルが上すぎて最後汗だくになってしまった。
悲しいだけど、田舎だから家すごく星がきれいだった。

今までは大体日が落ちる前に宿に入っていたり、雨が降っていたりしていたから、星を見たのは初めてだったかもしれない。

田舎の良いところは星が綺麗な所。
あんまり星座わからないけれど、さそり座っぽいやつと北斗七星は見つけられた。

明日も早起きするために早く寝よう。おやすみなさい。