見出し画像

太平洋岸自転車道を走ってみた話。 #7

7日目

※この日も音声入力です。見づらくて申し訳ない。

今日はもうとりあえず早く行こうと思って沼津まで向かうことにする。沼津まで行けたら、まぁネカフェにも行けるしインターネットも使えるかなと思った。

朝早くホテルを出る。
すぐ雨に振られる。
どんだけ雨降るねん。

おにぎりとパンをコンビニで買って食べる。
この時点でスマホの操作がうまくいかない。
何かひとつしようとすると15分ぐらい時間がかかっる。精神がやられていた。
何とか地図とストラダを起動した。

地図を見ながら移動する。
向かっていくと途中で自転車が通れない道しかないところに出てしまった。
もう一つの道はなくは無いけど、地図が指している方と違う。
ていうか、地図も見えないし、その先はどこに付いているか全然わからなくてもうどうしたらいいか分からない。

高架下みたいなちょっとへこんでるところがあったので雨をしのいでどうするか考えた。

まずauショップに行って携帯を買い換えると言うことを考えた。しかし新しい機種に交換するには住民票やハンコなどの書類が必要だと気づいて、これを今すぐすることは不可能だと気づいた。

もう諦めて、京都に帰ってもいいかなぁと言うのもまた考えた。
その後に地図を携帯で見ることができなくても、あの水色の矢印をたどっていけば和歌山まで行くことができるんじゃないかと言うことに気がついた。

これまでは地図スマホを見ながら行きたいところに行ったり、好きな道に行ったりしていた。
それをしなければいいだけの話だと言うことに気がついたので、やっぱり向かうことにする。

ただ今いる地点はその水色矢印から外れたところにいる。
昨日の夜に通っていた水色印まで戻ることにする。

だいぶ進んでいるのに、また同じ道を戻らないといけないということは辛い。
まぁサイクリングしたいということで気にしない。

下田の市街とかその奥の山の方まで戻らないといけないかなと思ったけれど、途中で西伊豆の標識があった。こっちに行けば多分行きたいルートに行けるんだろうなということが思い出せた。

西伊豆に向かって走ることにした。これで間違ってたら。合っていますように。

西伊豆までは22キロで意外とそんなに距離がない気がする。


歴史のありそうな道の駅

山の中にあった道の駅を見て地図を確認する。

今自分がいる位置とそれからどの何号線がどこにつながっているかということを確認することできない。こういう紙の地図で確認することが大事。


アイスもありますよー、とおばちゃんにホイホイのせられる

その地図を見ていて思いついたんだけれど、駿河湾フェリーっていうのが通っていてもうちょっと行ったところにある。土肥というところから清水っていうところまでフェリーが出ている。

この辺りに乗ればそのしんどい山を越えなくても良い。ショートカットしてしまってさっさと和歌山に行くべきか。京都に帰って携帯を直した方が楽なのかなぁと思った。

駿河湾フェリーの乗り場まで大体13キロぐらいあった。


とりあえず心が弱っているので休憩して元気出そうね

その道の駅の後にコンビニで旅雑誌のまっぷるとかを見る。駿河湾フェリーの詳細を雑誌で見つけた。その中に時刻表も書いてあった。なんと1日4本しか出てなくて、次の便が1時間後で、それを逃すと3時間位後になってしまうっていうことがわかった。

そのコンビニから急いで行ったら間に合うぞと思った。

もうこれまではもうマイペースにゆっくりゆっくりゆっくりゆっくりこいでいたけれど、出来る限り急いで坂を上っていった。

結構きつかったけどまぁメリハリをつけて登るのも楽しいなぁと思った。

意外と早くフェリー乗り場に着いたんだけれど、なんと本日の便は欠航ということで台風の影響で船は通っていなかった。悲しすぎる。

何のためにここに来たかわからないけどまぁとりあえずもう今日は移動する気力もないので明日の便を待ってみることにする。

明日もし1本でも船が通るのであれば、距離がかなりショートカットできる。

もう通らないんだとしたら、普通に道を走って自転車に乗って次の場所に行く。

フェリー乗り場でトイレ行って帰ってきて地図をぼーと眺めていろいろ考えていた。

フェリーのバスの運転手さんが話しかけてくれた。
どこに行くんですかとかそういうことを聞かれ、フェリーが欠航してるんでどうしようかなぁって困ってるんですって言う話をした。

すごく親身になって話を聞いてくれた。
まずフェリーは今日は出ないこと、明日もう出るかどうかわからないこと。


神様仏様、観光案内所様

今日ここに泊まるのであれば観光案内所がありますよーとか、ここ泊まれる場所とか、食べれる場所濃いところがありますよって言うことを、すごく丁寧に教えてくださった。

また明日出るかどうか、インターネットで見ることができる。
なかったとしたらこっちの道のほうが楽ですよーとか。

バスに乗ったり、電車に乗ったりして行くことも最悪できますよって言うことを教えてくれた。

あのおじさんがいなかったらかなりしんどかった。

携帯を使えなくなったことによって、人としゃべったり聞いた情報からも、自分の足を使っていろいろ見ていくことの面白さ感じることができた。

とりあえず観光案内所に行ってみる。行くとお姉さんが1人。

泊まりたい場所を探してくれた。こういう条件でって言うことを言うとすぐに電話をかけてくれて予約をしてくれた。とりあえず宿が決まったので安心。そしてフェリーに乗りたいことや、自転車でどう行くかってことをいろいろ相談することもできた。

観光案内所って初めて入ったけど、凄いところ。
携帯が使えなくても観光案内所さえあれば聞きたいことを聞くことができるし、泊まりたい場所もを探す事ができる。
これからも観光案内所を起点として動いていくことにする。
しかも地元の人のお勧めの場所を知れるからハズレがないというか、面白いとこにも行けるしいいこと尽くし。

そのお姉さんが言うには、オススメなのは金山。
2つあるから両方行ってみたら面白いよーっていうの言ってくれた。食べるところも教えてくれた。


美味しいご飯。他にも気になるメニューが色々

とりあえず昼ごはんを食べに行った。金目鯛の定食を食べた。めちゃくちゃおいしかった。


一つ目の土肥金山

出てすぐ雨が降ってしまって雨宿りをした。その後金山に向かう。金山の中をぐるぐる回った。


涼しくて気持ちがいい

金山掘りは京都で言うと、琵琶湖疏水作りだったりとか、銀山での作業とか、後はゴールデンカムイにあった金の話がすごく関係してるなーって思った。


金ピカの人とコイ

昔の人はこんなに命がけで金をとっていたんだっていうことがわかった。
この土地の人はこの金山のことを大切にしているんだなって言うことも感じた。


金持ちになれそう

でかい金塊。重すぎ。


かえるちゃんがいた

もう一つのほうのお勧めされた金山にも行ってきた。
ここはほんまにやってるのかなあっていう感じだった。
中におじいちゃんとおじさんがいて、で案内してくれた。



これ以上行ったら命に関わるため、祀ってあるところ

おじいちゃんは半分位何言ってるかわからへん。5回ぐらい同じこと言ってたけど、それでもなんか歴史の話とか金山の話とかをすごく熱心に喋ってくれたので、面白かった。

中も1人で全部見ることができて、しかもその先行ったところにも誰もいいひんかったからなんかドキドキしたしお得な感じがした。

これは絶対観光案内所に行かなかったら見ることができなかった。景色だし、行けなかった。
携帯が壊れてよかったこともあった。

一番安いところで!とお願いした宿


宿に着いた。いい感じの和室のお部屋です。

後は洗濯はできないので困っています。明日臭い服を着て走って洗濯します。

その後洗濯機を発見して事なきを得ました。

冷やし中華

ご飯食べた。
近所の中華。

宿のお風呂は温泉。
めちゃくちゃ暑いけれど、気持ちがいい。
おやすみ。