
起業への道 天使たちのリース(R)の物語(12)
天使たちのリースについての9回目のお話しです。
前回と今回は、今年、天使たちのリースが引き合わせてくれた方々との交流のお話しです。
今回は、”親子で作るフラワーリースSDGsプロジェクト”の
プロジェクトの参加者様との交流のお話です。
私は、かねがね、次世代を担う子供たちに、リース作りの体験を通して、SDGsについて、学んでもらいたいと考えていました。
SDGsは、身の回りのできることから始めることができます。子供も十分に取り組めます。
私が提唱しているのは、リース台の再利用です。30年以上前から、取り組んでいます。
生木でつくったクリスマスリースの台を、お正月用に再利用しよういうものです。
今回のプロジェクトでは、まず、クリスマスリースを製作し、
あとは、お正月用にオーナメントやリボンをお渡しし、それぞれ自宅に持ちかえって、クリスマスが済めば、リースをお正月用に変身させる。
その具体的な方法をお伝えしました。
プロジェクトでは、子供たちに”もったいない”という言葉を覚えて帰ってもらいたいと考えました。
何かを捨てる前に、”これはもう一度使えないかな?”ということを考えてほしい、ということを伝えました。
子供たちは、小学校1年生と小学校2年生でしたが、集中しだすと無口になり、顔つきが真剣になってきます。
そういう子供たちと共に楽しんでくださっている保護者の方を見て、夢中で取り組んでいる姿が美しく、これからも、大好きなことをたくさん見つけてほしい、とエールを送りました。
大好きなことは、生きる力になるからです。
私が考案したリース台について、少し述べさせていただきます。
実用新案を取得した生木のリース台は、再利用できます。
すなわち、持続可能である、ということになります。
これを思いついたのは、約30年前、クリスマスリースをつくり、
日本では、クリスマスが終わると、慌ただしくお正月の用意が始まります。生木のリース台は、青々としたままで捨てるにはもったいない。
”どうしたら、お正月用に再利用できるか?”思案のしどころでした。
ポイントは、3点。
1.生木の台は、水分が.蒸発して、痩せてくる。
2.クリスマスとお正月では、全然雰囲気が違うものが要求される。
同じ赤色を使うとしても、クリスマスはクリムソンレイキ、
お正月は、チャイニーズレッドのような印象です。
3.ワイヤーでガッチリ付けすぎては、オーナメントやリボンの
飾りを外しにくい。
という、ところです。長年の試行錯誤で以上の点につき、改良いたしました。
1.台の上に、生木やアーティシャルフラワーの緑を足せば解決します。
2.同じ赤を使うのが無理であって、はじめから、クリスマス用には白系・ シルバー系などのリボンを使っておく。お正月には、あえてリボンを赤色にする。それだけで、イメージがガラッと変わります。
3.経験により、あとでワイヤーを外しやすく、止めれることができるようになりました。
SDGs関連のプロジェクトは、今回初の試みでしたが、興味を持って、参加してくださった皆様に感謝いたします。
また、急な会の創設に携わり、いやな顔をせず、役員を引き受けて奔走してくださった3名の志の高い方々、副会長:市会議員H氏、会計:行政書士M氏、顧問:弁護士H氏に、この場を借りまして、厚く御礼申し上げます。
2022年が、残り少なくなってまいりました。
このページを発見し、ご拝読いただきありがとうございました。
新しい年が皆様にとりまして、夢と希望に満ちた年になりますよう、祈りおります。
来年もこのページでお目にかかれるよう、健康に留意して過ごしたいと存じます。
渡部貴久美