【映画】シェパード家(図-1)
貴方はシャークネードは好きか? 好きだな? 当然私も好きだ。当然既に全作観ているな? ネタバレは気にしなくていいな? よし、OKだ。嗚呼、シャークネード! トンチキ映画、エンタメ映画としての出来のよさも素晴らしいが、何よりサメ殺しの血族……「家族映画」としてこれ以上感動的で熱い物語はそうそうありはしない。いや本当に。四作目で息子のギルが聖剣チェーンソーカリバーを引き抜き、シェパード家としての「成人の儀」を成し遂げるシーンなんて何度観てもボロボロ泣いてしまう。ただ、彼ら一族は人数が多く、なんか全然覚えられない……。だから五作目を観たときに下の図を作った。折角作ったので公開したい。なんか間違えてても許してね。
ややこしい点が二つある。一つ目はクラウディアの役者が途中で変わったことだ。しかも一作跨ぎの登場であるから余計にややこしい。二つ目はジェムの存在だ。何の前ふりもなくさも今までずっと登場してたような顔をして四作目で初登場する。その上こいつはどうやら二作目のブロディ家の一員ではないらしい。友人は彼女をモーラと混同していた。気持ちはわかる。というか彼女は一体誰の娘なんだ? フィンにはまだ未登場の兄弟姉妹がいるということか? インターネットによると「姪」とも「いとこ」とも書いてあるがどっちなんだ? お前は一体何者だ? あと個人的にはレイとメイも混乱の元だ。顔が似ている。おまけに名前も似ている。立ち位置もどちらも祖母だ。もうこれは同一人物と言ってしまってもいいのではないか?
細かいことは気にせずとも楽しめる映画だ。しかし細かいことを気にすることも楽しみの内だ。都市、国、宇宙、地球と空間的なエスカレーションをやり尽し、XYZ軸をサメと台風とシェパード家でねぶり尽した本シリーズは次作でついに四軸目へとその破壊の手を伸ばす。シェパード家を知らずして、その災害に立ち向かうことはできない。サメの腹の中から帰ってくるために学び備える時がきた。センタ・パラタス! 貴方の家族とよき終末を!