売れるには「売れる売り方」を知る必要がある



こんなタイトルをみて、この美容業界も少なからず危機を感じているサロンもあるはず   

自店のウリとは??
他店に引けをとらない強みとは??

小手先の施策をうって、一時は乗り越えたとしても本質を学ばない限り、次々と施策を打ち出さなければならない          
結局その施策もネタぎれになったとしたら…

だからこそマクドナルドを例にして「失敗から学ぶ」という観点で整理してみました

■14年、15年と営業利益がマイナスとなり、上場以来最悪の大赤字となってしまった。その理由として当時マクドナルドは使用期限切れの鶏肉使用問題や異物混入問題が尾を引き、子供が多少騒いでも気兼ねなくくつろげる場所として家族連れに好まれていた面も、流出に歯止めがかかっていない現状となり、顧客が選ぶ理由が無くなってしまった。

あらゆる飲食店やコンビニが品質を高め、コストパフォーマンスが極めて高くなっている現在、味と価格のバランスを考えた場合にあえて、信用もないマクドナルドを選ぶ理由が無くなってしまっている。
そしてマクドナルドと対照的な存在がスターバックスコーヒー

■なぜスタバは選ばれるのか?
スターバックスコーヒーは100円でコーヒーを売っているマクドナルドと比べれると、ドリンクの価格は何倍も高い。しかしコーヒーを飲むならスタバ、とすでに多くの顧客の頭の中にインプットされている。

最近、新宿や渋谷などの繁華街で喫茶店を探す事があった。各地のスターバックスは曜日も時間帯も問わず、どこも常に満席で、中には行列が出来ている店舗もあった。

さすがに並んで待つのは面倒なので他を探したところ、1分も歩かないうちに近くで見つかった喫茶店があまりにガラガラで、その落差に驚いた時もあった。それだけコーヒーはスタバ、ゆっくりお茶を飲むにはスタバ、と多くの人の頭に定着しているのだろう。

マックはハンバーガーを売って顧客にどんな気分になって欲しいのか? どんな生活を送って欲しいのか? つまりどんな体験をして欲しいのか? おそらくそれが顧客に伝わっていない。一方でスターバックスコーヒーはコーヒーを売りながら、自宅と会社以外のもう一つの居場所、サードプレイスを提供する事をミッションとしている。

それだけスターバックスの「売り」が浸透していると考えれば、驚異的と言えるだろう。

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