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追い福袋

昔から福袋が大好きで、学生の頃から毎年購入していた。
私が若い頃の福袋は、売れ残りをとにかく沢山詰め込んで、お店側も在庫一掃処分だったんだろうなと、こちら側も理解していた。
なので、洋服の福袋は何より量がすごかった!
バイト代で、ほとんどいらない物(!)が入っている袋や箱を買うのだから、堅実な人から見たらアホらしいことだったろう。
新年会で会う従兄弟などは、今でも福袋を見ると私を思い出すらしい。
私の存在、風物詩。

この数十年で、様々な変遷を経て今や人気の福袋は11月頃から抽選申込がある。
その上、大体ネット予約で買えたりする。
なんなら、中身もわかっててサイズ別で売ってくれたり。
よく考えたら、昔はサイズすら玉石金剛だった。
効率的だなあ、ありがたいなあと思いつつも、なんか面白味が減ったなあとも思う。

結局、福袋に何を求めているのだろうか。
新年早々、寒い中わざわざ店へ行き、箱根駅伝の華の二区も見られず、ぎゅうぎゅうの列に並んだり、惜しくも買えなかったり。
そうやって手に入れることも「福袋」に含まれていた。
全てが争奪戦。
とはいえ、今でも百貨店の初売りは、そういう勢いだと思うが…

何が出るかわからないが、開けるまでワクワクする。
普段の買い物では、絶対に選ばない物が入っていたりすることも楽しい。
ソシャゲのガチャの実体験版みたいなもんかな。

昔は(こんな言い方…)無印の福缶も普通に買えた。抽選になってて驚いた。
スタバだって並んで買ったものだ。
マックやケンタはなかった。
きっと、お店側で管理できない状況になったんだろう。marks &webは福袋一瞬で自体なくなってしまった。
アフタヌーンティーリビングの福袋は、争奪戦だったが、今では普通に買えたりする。
時代の流行もあるだろうが、中身が見えるようになってから、売れ残るようになったような。
中身が見えないほうが、即売り切れていたお店もある。
靴下屋さんの福袋は年内から売っていて、結構お得。

もう立春を迎え、福袋なんて今更感満載だが、今年は追い福袋をしてしまった。

なんだかなあなんて言っておいて、ネットでポチッとするだけ。
あー便利。
大好きな森彦の福袋を2024年内到着(福袋とは?!)を購入していた。
それが、どう考えてもお得過ぎたので、最後の最後1/31の駆け込みでもう一つ同じものを購入してしまった。
立春の日に届いたのだが、いやはや。

大満足だ。

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