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生活を支えているデザイン

私たちは見えない生活の中で、これはどうにもこうにもと思っていることはたくさんあります。でも何年か生きてきた中でデザインが代わり、これはありがたいと感じたものもあります。そんなユニバーサルデザインというのかはわかりませんが、それを実感した2つのものを紹介したいと思います。

まずは、洗濯洗剤です。Aさんは視力がほとんどなく、この洗濯という家事の中では困難がたくさんあります。それの一つ目は洗剤の量を計ることです。
まずはジェルボールという形状の洗剤が、私たちに使えそうだとなりました。この洗剤は一ついれるだけで洗剤の投入が終わるのです。ただ、水位の選択ができないところが少し残念なのですが、なんとか洗濯機を使える段階までいきました。
その後、スプレーの形状で、水位に併せて何プッシュかすれば洗剤が入れれるという洗剤が発売されました。
この洗剤は本当にすばらしくて水位はやっぱり毎日ちがうので、とても洗濯の幅が広がりました。そしてAさんは今もこのスプレー状の洗剤を使っています。普通の洗剤ではなかなか洗濯できませんでしたが、本当にこの機能には助けられています。
この洗剤はデメリットは詰め替えが難しいことです。
今はなんでも洗浄剤はつめかえが主流ですが、これは本当に難しいのです。このデメリットを声を大にして言いたいです。うまくここをクリアできるシステムがあればと思います。

もう一つ、うれしかったことは納豆です。Aさんは納豆が大好きなのですが、自分で用意できませんでした。それはタレの袋を開けることができなかったのです。開けたら大体飛び散るのです。
そんな中、パキっとタレという蓋を半分に折れるようになっていて、そこからたれが出てくる納豆が発売されました。これが出てからAさんは一人で納豆を食べれるようになりました。袋を開けずに食べれる機能は見えない人だけでなく、いろんな人が助けられたと思います。
更に、今は袋をぷちゅっと押せばタレが真下にでてくる納豆もあります。これも、袋を開けなくていいので一人で食べることができます。
今もその納豆を食べています。

そのように、今までできなかったことができるものが普通に発売されていることはとてもうれしく思います。生活を支えてくれるようなものがどんどんでてきてくれたらと思います。

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