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サピエ図書館

知り合いの方からプレストークを使うと楽しいですよと助言を頂き、Aさんはプレストークリンクポケットの申請をしました。
プレストークリンクポケットというのは、簡単に言うとiPodみたいな感じです。

視覚障害の人は申請することで補助を受けて使えます。
このプレストークは、ボイスレコーダーの機能やデイジー図書を聞くのに使っています。

サピエ図書館というのは視覚障害者が申請して使うもので、Aさんは、パソコンのMy bookというソフトからサピエ図書館の本を選び、音声図書がCDで送られてきます。
それをプレストークにダウンロードして、図書の本を借りています。

CDは送られてきてダウンロードしたら、住所を書くわずらわしさもなく、ポストに入れられます。そういう手続きが本当に大変なAさんにはとても助かります。

音声図書の本は全国に図書館があり、サピエを通して全国の図書館からかりることができます。
機械の音声もあれば朗読してくれている音声もあり、本人は朗読してくれている本ほうが好きで選んでいます。読み間違いなどが少ないからだと言っていました。

でも、音声図書というのは、学校にはなかなか理解がえられませんでした。
三国志が好きで、サピエから借りてプレストークを使って聞いていました。学校で朝の読書という時間があったのですが、プレストークを出してイヤホンで聴くことがあまりよく思われませんでした。朝の読書は字を読むことが求められました。全く字が読めないときは、たぶん点字図書にしなさいということなのだと思います。字はなんとなく読めるのですが、読むのに労力がいるのは確かなのです。

サピエ図書館の良さがもっと広まれば理解が得られたのかなと今は思います。点字の本より多くの本があるし、街の図書館と同じくらい便利に使えるものなのですが…
朗読のボランティアの方や、いろんな手続きをよく考えられたサービスだと思っています。たくさんの人に知ってもらって活用の場が広がればと思います。

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