無意識に”マヌケ”な聴き方になってませんか?
どうも、Kengoです。
昨年からコーチングを受け始めたのですが、人生や事業の意思決定や目標達成において非常にインパクトのある体験だったので、今年は自分がコーチ側に立てるよう学んでいきたいと思い、このNoteを更新しています。
コーチング講座は3ヶ月間毎週あるので、その都度このNoteに学びを記していきます。
(初回の講座まとめ)
(第2回の講座まとめ)
これからコーチを目指す方や、コーチングを受けたいと思ってる方などの参考になれば幸いです。
ちなみに、このNoteではゴーゴーケンゴとしてではなく、Kengo表記のアカウントと連動させて更新するので、ぜひこちらのTwitterアカウントもフォローお願いします。
昨日、ZaPPASSコーチング養成講座の第3回が行われたのですが、今回は実践練習が多くたくさんの気づきが得られました。
では、3つのポイントに整理してまとめていきます。
⑴キャッチャーの能力によってピッチャーのテンポが変わる
前回に引き続き、今回も野球の例えです。(僕が高校球児だったこともあり、野球での例えがどうしてもしっくりきやすいので、多くなります。野球が詳しくない方すみません🙇♂️)
コーチングのみならず、普段の会話においても「キャッチャーの能力によってピッチャーのテンポが変わる」ということが言えますが、どういうことか?
テンポとは、会話の速度です。
・相手の話に対して、自分が返答するまでの速度
・自分の相づちや頷きの速度
・自分が話す言葉の速度
上記の速度の変化によって、相手のテンポも変わります。
具体例として、「戦場カメラマンの渡部陽一さん」と「明石家さんまと島田紳助のトーク」を出しておきます。
渡部陽一さんと会話すると、自分もゆっくりなテンポで会話しそうですし、さんまさんや紳助さんと会話するなら、速いテンポになりそうですよね。
それぐらい、話し手は聴き手のテンポに引っ張られるということです。
⑵マヌケな聴き方に気をつけよう
2つ目は、「マヌケな聴き方に気をつけよう」ということです。
”マヌケ”の語源が以下です。
「間」は邦楽・舞踊・芝居などで、音と音、動作と動作、台詞と台詞の間に入れる休止のことで、その長短がリズムを生み、一連の流れの中で重要な役割をはたす。
その間が抜けることは、「拍子抜けする」「調子が崩れる」ことであり、テンポが合わないことを意味し、転じて、考えや行動に抜かりがある意味となり、さらに愚鈍な人をののしる言葉になった。
(出典:由来・語源辞典)
つまり、相手のとの会話で発生する「間」を焦って埋めようとすると”間抜け”な聴き方になるんですね。
これ、実践してみるとわかりやすいのですが会話の中で生まれる「間」って、慣れてないとめちゃ不安になります。
「・・・」
という沈黙に耐えきれず、焦って質問を返したり、自分の話を展開したりするケースって誰もが経験あるのではないでしょうか?
しかし、この沈黙こそが内省を深めるために必要な「間」になるのです。
というのも、人は話をしながら、自己内対話が同時進行で起こるからなんですね。
「あ、今の話は響いてそう。でもこの話するのは微妙かな、、変な伝わり方したら嫌やし、どうしよ。。」
というような、心の声が自分の中で発生する経験は皆さんあるかと思います。
その間に相手から質問されたり、頷きや相づちを過度に感じてしまうと、相手は自分の自己内対話に集中できなくなります。
余白を持って「間」をおく理由は、この自己内対話に集中してもらうために必要不可欠な時間なんですね。
そして、沈黙はコーチとしても相手の様子を感じるのに必要な時間だということです。
⑶「あ、この話は良い話だと思ってもらえたな」がNGな理由
最後は講座内での質問の中で得た気づきを共有します。
コーチングにおいて意識しなければならないのは「クライアントを評価しない」ということです。
クライアントが自分の弱みをさらけ出して話す中で、コーチから評価されてると感じてしまえば、自分の弱みなんて話せないですよね?
「無能だと思われるんじゃないか…」
そんな不安を抱えたまま、良いコーチングは成り立ちません。
それは当たり前のように感じてたのですが、無意識的な行為でも相手が「評価されてる」と感じるケースが興味深かったのでシェアします。
コーチの感受性が豊かすぎるあまり、クライアントはコーチの反応が嬉しくなってくるケース
これ一見すると、相互に信頼関係が築けており良いケースだと思ってしまうのですが、何が良くないのでしょうか?
それは、クライアントの意識が自分ではなくコーチに向かってるところです。
つまり、「あ、この話は良い話だと思ってもらえたな」がNGな理由は、コーチの反応が気持ち良すぎるがあまり、クライアントが自分自身の話に集中できてないところにあります。
あくまで、コーチングにおいて主役はクライアントです。
クライアント自身の中にある”願い”に自らの思考の末、辿り着くことによって行動変容を促すことができます。
コーチングの時間内では、なるべく長い時間、自分自身に集中できるのが好ましいのですが、そこでコーチの反応が気になってしまうと元も子もないのですね。
これは個人的に盲点でした。
相手が話しやすいように意識するあまり過度な反応に映っていたかもしれません。
コーチングにおいて主役はクライアント。コーチは脇役。スポットライトはなるべく長い時間、主役にあたってることが好ましいのです。
クライアントの人生において名脇役のようなコーチを目指していきたいなと、強く思いました。
最後にまとめると、、、
⑴キャッチャーの能力によってピッチャーのテンポが変わる
=なるべく速度を落とすように意識しよう
⑵マヌケな聴き方に気をつけよう
=沈黙を怖がらず、相手の自己内対話に集中してもらう
⑶「あ、この話は良い話だと思ってもらえたな」がNGな理由
=相手の意識を相手自身の話に集中させよう
まとめると上記のようなイメージです。
実際の講座では、実践練習が多く非常に勉強になりました。
やはり、百聞は一見に如かずですね。
実践練習は以下の通りです。
「最近あんまり気分が良くなくてさ。ぶっちゃけ言うと結構落ち込んでいるんだよね。」
話し手は上記のセリフを言います。そこで聴き手は、4つの傾聴スキルのみを駆使して返します。
これは、簡単なように見えて想像以上に難易度が高いのですね。
こういった実践練習を講座内では複数回行い、その都度フィードバックがあるので非常にありがたいです。
というわけで、今回はこの辺で終了します。
今後も継続的にコーチングに関する学びや情報をまとめていきたいので、ぜひ最後まで読んでくださった方は「イイね」をお願いします。(励みになります🙇♂️)