億男とトークンハウス
トークンハウスマガジン23日目。今日はゴーゴーケンゴが書いていきます。
昨日はダイスケ君が『あれこれをヌルヌル』と題して、足るを知るに関する話をしてくれました。
日本に居るから見えてない、日本の良さってありますからね。
そして心の中では、「人間は定期的に大量の水を見なければ、心はどんどん枯れていってしまうのではないか」とすら考えていた。
個人的にはこの表現がすごく面白いなと感じました。
海が多くの人のパワースポットになってるのも、こういう理由があるのかも知れませんね。
今日は「億男」という小説を読んで感じたことを書いていきたいと思います。
「お金持ちになると不幸になる」というのは本当か?
そんな内容です。
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億男の内容を完結にまとめると、宝くじで3億円が当たった男(妻子別居中)が15年ぶりに再会した親友に3億円を盗まれて、探しにいく話です。
その中で、色んなタイプのお金持ちに会うんですが、みんなそれぞれに闇を抱えてるんですよね。
しかも、それがストーリーになってるから面白い。
億男の感想はまたブログにでも書くとして、今日は億男を読んだ上でトークンハウスについて感じたアレコレを書いていきます。
「みんな金持ち」or「みんな貧乏」ならどっちが幸せ?
「絶対、みんな金持ちの方がイイでしょ!」
って反射的に答えてしまいそうですが、冷静に考えたらどっちでも一緒ですよね?
「みんな」という言葉が錯覚をうんでますが、こう考えてみてください。
「世界にあなた1人だけになった時、お金は必要ですか?」
必要ないですよね。
つまり、金持ちとか貧乏とかは相対的な価値観であると言えます。
てことは、「お金持ちになりたい!」と言う人は、相対的に今の自分がお金持ちになれる世界に移るのが手っ取り早いですよね。
日本で月15万円の収入って言えば、アルバイト程度かも知れませんが、僕が今いるカンボジアで月15万円って言えば、金持ちだと思いますよ。
要は上には上がいるけど、それ以上に下には下がいると言うことです。
自分の幸福度が相対的な価値観なのか、絶対的な価値観なのかは一度疑ってみたほうがイイかも知れませんね。
ということで、「金持ち」とか「貧乏」と言うのは、あくまで相対的な価値観だと認識した上で次は「お金持ちになること」について。
あなたが死ぬまで、毎日10万円振り込まれます。
想像してみてください。
「これから、あなたが死ぬまで毎日、10万円振り込まれます。しかし、1つだけ条件があります。それは毎日10万円を使い切ること。使い方はなんでもイイです。ただ1日でも10万円を使い切れなければ、翌日以降は一切振り込まれません。」
こんな話が舞い込んできたら、あなたはどう思いますか?
毎日10万円使い放題です。
何に使ってもok。
ただし、使い切らないといけない。
初めは、10万円でブランド品を買えるだけ買うかも知れませんね。
でも、毎日10万円分のブランド品を買うのもシンドイですよね。
じゃあ、次にあなたはこう考えるかも知れません。
「あ、このブランド品を転売すればええやん。」
原価割れで売ることも可能ですよね。
だって、タダで10万円分のブランド品を毎日仕入れることが出来るわけですから。
そうしたら次は、こんなことを考えるかも。
「ん、グッチよりエルメスの方が高く売れるなぁ」
次の日から、あなたはエルメスの商品を10万円分買うでしょう。
そして、転売すれば15万円に増えるかも知れません。
気づけば、貯金も1000万円近く増えました。
そうしたら次は、どんなことを考えますか?
毎日10万円分を使い切るために使う時間すら惜しくなってきますか?
エルメスの商品を買いつけるバイヤーを雇いますか?
それでも、そのバイヤーが体調不良で”たった1日”でも10万円分を使い切れなかったら?
「10万円分買った」といって実際は98000円分しか使っていなければ?
人間は信用できないから、PC上で自動決済で発注しますか?
もし、システムのバグで”たった1日”でも正常に決済されなければ?
あれ、なんだか不安が大きくなってきましたね。
貯金残高は増え続けて、すでにあなたは1億円近い資産があります。
しかし、今のあなたが抱えてるのは、
「毎日10万円使い切らないといけない…!!」
という強迫観念のようなものかも知れません。
そこから脱出するのは、簡単です。
たった1日だけ、10万円を使わなければイイんです。
しかし、”たった1日”だからこそあなたは考えるでしょう。
「本当にこれでイイのか?」
「もう1日だけ使いきろう」
お金持ちになったら、今まで手に入らなかった”幸せ”が手に入ると思ってたのに、お金持ちになったら、今まで考えられなかった”ストレス”の方が大きくなっちゃって、本末転倒になってますよね。
大事なのは早く、スムーズに循環すること
僕らのトークンハウスが目指すべきは「みんなお金持ち」の世界観に近いです。
上記の例え話では、欠落してる部分が1つあります。
それは第三者の登場です。
上記では「あなた1人がお金持ちになった」という視点で書いてます。
ですから、第三者が登場してきませんし「お金持ちになったけど幸せじゃない」といった印象を受けると思います。
なぜ、そのような印象を受けるのか?
それはお金が循環してないからなんですね。
上記の話に出てくる男は「毎日10万円振り込まれ続けて、それを使って貯金残高を1億円まで増やした」ということで、お金持ちになったとしていますが、その貯金残高1億円が循環してないんですよね。
ここが1番のポイントです。
大事なのはお金を”持つ”ことではなく、”循環させる”ことです。
循環させるというのは、こういうことです。
A→B→C→D→A
AさんがBさんに10万円使ったとします。
その10万円が巡ってAさんの元に戻ってきてますよね。
これが循環させるということです。
このような循環が成立すれば、どうなるのか?
AさんBさんCさんDさんは、プラマイゼロだけど、半永久的に10万円を循環させ続けれるんです。
例えば、このサイクルが1週間に1回だったとしましょう。
AさんBさんCさんDさん、それぞれの1ヶ月の収支は「+40万と-40万」です。(ざっくり)
要は、手元のお金が増えたわけでも減ったわけでもなく、ただ移動しただけなんです。
それでも、満足度や充実度は何もしないプラマイゼロの状態より、圧倒的に高いと言えるでしょう。
そこには、10万円が流れるたびに受け取る体験価値や与える幸福度があるからです。
これが循環させるということです。
みんな、+40万になって-40万になる。
みんな、お金持ちになってお金を使う。
お金持ちになるだけでは、誰も不幸にはなりません。
不幸になるのは、持ってたお金を腐らせてしまうからです。
腐る前に循環させていかないとですね。
トークンハウスが目指すのは、循環するコミュニティです。
循環させるためにトークンという手段を使うんですよね。
興味を持って頂いた方は、こちらから連絡いただければ幸いです。
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ちなみに、このマガジンの編集者はゴーゴーケンゴと植木大介で書いていく予定でして、Twitterでもカンボジア情報を発信してるので、是非フォローして頂ければ嬉しいです。