【タイプ別】人の可能性を潰してしまう聴き方の具体例を考えてみた。
どうも、Kengoです。
昨年からコーチングを受け始めたのですが、人生や事業の意思決定や目標達成において非常にインパクトのある体験だったので、今年は自分がコーチ側に立てるよう学んでいきたいと思い、このNoteを更新しています。
コーチング講座は3ヶ月間毎週あるので、その都度このNoteに学びを記していきます。
(前回のnote)
これからコーチを目指す方や、コーチングを受けたいと思ってる方などの参考になれば幸いです。
ちなみに、このNoteではゴーゴーケンゴとしてではなく、Kengo表記のアカウントと連動させて更新するので、ぜひこちらのTwitterアカウントもフォローお願いします。
昨日、ZaPPASSコーチング養成講座の第4回が行われたのですが、今回も3つのポイントをまとめていきます。
▼流れを止めるな!
1つ目は「流れを止めるな!」です。
会話には必ず流れがあります。
皆さんも経験あると思うのですが、「この人との会話は波長が合ってるな」と感じるときってありますよね?
あれは、お互いの話すテンポや相づちのタイミング、頷きの深さなどが無意識で合ってるからなんですね。
つまり、4つの傾聴スキルを使いこなせるようになると、会話の流れを作れるというわけです。
コーチングにおいてコーチはほとんど喋りません。
「傾聴に徹する」と聞くと、どうしても黙ってウンウン頷いてるだけのイメージですが、頷き・相づち・エンジェルアイ・おうむ返しで会話の流れを調整してるんですね。
▼答えを提供するという満足感を手放す
2つ目は「答えを提供するという満足感を手放す」ということです。
これは、上司部下の関係性だと非常に難しい部分ではありますが、意識するだけでも変わるといいます。
あくまでコーチングモードの時の話なので、普段のコミュニケーションすべてをこうしろと言うわけではありません。
コーチングにおいて、重要なのはコーチが正しいことを言うことではなく、クライアントが自分自身で正しいと思える答えに、自ら辿り着くことにあります。
そこで、ポイントとなるのは「コントロールを手放す」ということ。
コーチがクライアントの答えを提供してしまうのは「それって多分こう言うことじゃない?」「こう答えてほしい」「あー、なんでそっちにズレるの」というエゴがコーチにあるからだと思います。
クライアントを想う気持ちは大事ですが、その想いゆえにクライアントが自力で掴みとれたはずの答えをコーチが先に取ってしまっては、元も子もないですよね。
ですから、答えをコントロールしないという意識を持って、あくまで方向付けをしてあげると。何を考えてもらうのか?答えのコントロールではなく、話題のコントロールをするイメージです。
▼人の可能性を潰してしまう聴き方
3つ目が今回のメインテーマです。
人の可能性を潰してしまう聴き方って物騒なニュアンスですよね。
でも、僕もこれ当てはまる部分がありました。
皆さんはいかがでしょうか?
1.早すぎるアドバイスの罠:すぐアドバイスしない
2.自分の話の罠:私の場合〜
3.中断、遮りの罠:あ、それってさ〜
4.見当違いの共感の罠:わかる〜私もその経験したことある
5.解釈の罠:それって嫉妬してるんだよ
6.重要性の否定の罠:考えすぎだよ
7.停滞の罠:さっきも同じ話してたよね?
8.否定の罠:それは違うよ
9.説教の罠:もっと大人になってさ、〜しなきゃ。
10.中傷の罠:普通はそんな風に考えないよ。
11.皮肉の罠:世捨て人にでもなれば?(面白くないジョーク)
12.ノンバーバルな否定表現:姿勢や視線など
僕は普段のコミュニケーションにおいて、見当違いの共感と自分の話の罠に陥りがちだなと感じました。
例えば、キャリアに関する相談を受けたときに、「自分の話を聞いてもらいたい」という意図ではなく「あくまで1つの事例として」という意図で『自分の場合は〜』と話を展開してるケースが多いなと。
この聴き方はあくまでコーチングモードの場合なので、必ずしも全てのコミュニケーションにおいてというわけではないのですが、それでも意識するだけでも大きく変わる気がします。
ちなみに、トークンハウスやる前は「重要性の否定」も強かったように思います。
相手を否定したいわけではなく、あくまでポジティブに捉えてほしいなという意図で「大丈夫、大丈夫!そんな気にすることじゃないよ」と返してきた場面は多々あるなと。
個人的な印象としては、1〜6は「余計なお世話系」で7〜12は「シンプルにウザい系」だと感じました。
コーチングを学ぼうとしてる人で、7〜12を無意識のうちにやってしまう人は基本的に居ないように思います。
しかし、1〜6は「一見すると相手のための行動」とも捉えれるので要注意だなと。
⑴頭が良い人にありがちなパターン
1.早すぎるアドバイスの罠
3.中断、遮りの罠
5.解釈の罠
頭の回転が速いからこそ、相手の言いたいことを先回りして考えて要約しちゃう人。
それが解釈の違いでズレてたら最悪ですし、例えクリティカルでも「頼りになるけど、なんかこの人には心開きづらいなぁ」なんて思われることもしばしば。
⑵人生経験豊富な人にありがちなパターン
2.自分の話の罠
9.説教の罠
自分の経験談を展開して話に説得力を持たせるのが上手だけど、相手がその話に興味を示してなければ「こいつ自分の話ばっかりやん」と呆れられるケースも。歳下相手に話す場合は説教だと捉えられ兼ねないのでこちらも注意。
⑶共感性の高い人にありがちなパターン
4.見当違いの共感の罠
5.解釈の罠
口癖が「わかる〜」「だよね〜」の人は要注意。無意識のうちに「わかる」を連発してると、相手は心の中で「お前に何がわかんねん」と思われてるケースも。
⑷IQは高いけどEQは低い人にありがちなパターン
10.中傷の罠
11.皮肉の罠
12.ノンバーバルな否定表現
他人に対して興味がない人に多いパターン。他人をイジることで笑いを取ろうとしがちな人は要注意。相手は面白くて笑ってるのではなく愛想笑いだということに気づいて。
⑸心配性な親にありがちなパターン
8.否定の罠
9.説教の罠
「あなたのためを思って言ってるの」と言いがちな人に多い。その「心配」は本当に他者のためですか?「心配してる」という大義名分を盾にエゴを突きつけてるケースも。
ザッと思い当たるところで、こんなパターンがありそうだなと。
皆さんはいかがでしょうか?
自分らどんな傾向が強いのか意識してみるだけでも結構変わりそうですよね。
是非「こういうパターンもありそう」とか「参考になった」などなど感想ありましたらツイートして頂ければ幸いです。
以前の記事はこちらからどうぞ。