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投資をする前に覚えておきたい72・126の法則
こんにちは!55Fireです。
私は一昨年55歳でFIRE(早期退職)に成功しました。
早期退職、定年退職後の人生設計や生きがいについて情報発信しています。
FIREするためのお金を得るには?
早期退職したい、または定年退職後に豊かな生活を送りたいと考えた場合、必要な資産を得るには多くの場合、本業だけでは不十分です。
そこで副業や投資を考えるわけです。
株・債券・投資信託に投資をする場合に便利な72・126の法則を覚えておくと便利です。今回は特定の利回りや年数で資産が2倍になる利回り、年数を簡単に暗算することのできる方法をお話しします。
資産家が必ず利用する複利パワー
利回りを考えた場合、単利と複利があることは皆さん、ご存知だと思います。ここで簡単に解説をしておきます。
計算の簡単な単利
単利とは、利子が元本に対してのみつく方法になります。
例えば100万円の元本に対して利回り1%でしたら、10年でどれくらいになるのか考えてみましょう。
毎年毎年、元本100万円に対して1%の1万円ずつ増えていきます。
それが10年積み重なりますから、元本100万+利子10万円の110万になります。簡単ですね。単利は住宅ローン計算などで使われます。
複利は雪だるま式に増えるけど計算がめんどい
一方、複利は元本+利子に対して毎年の利子がついていきます。
先ほどの例ですとまず初年度に元本+利子で101万円になるところは単利と同じですが、2年目以降は元本+(前年の)利子に対して利子がつきます。
なので、2年目は101万円に1%の利子がつきます。
単利と比べると複利は投資元本が大きくなるスピードが早く、年を経れば経れば減るほどその差は大きくなっていきます。
複利は、かのアインシュタインが人類最大の発明と語ったそうです。
一般的に投資信託などの投資商品を購入する場合、毎年、複利で利回りが何%つくと仮定してトータルリターンを計算しポートフォリオを組んでいきます。
もちろん、定期預金のように毎年一定額の利回りがあるわけでなく、ぶれますし、利回りが大きければリスクも大きいということは胸に刻んでおいてください。
複利計算を簡単にする72の法則
単利と複利の違いは分かりましたか?
ここで問題となるのは、複利の利回りがパッと計算しづらいことです。
ところが概算ではありますが、複利の利回りを直感的に把握する計算式があるのです。それが72の法則です。
これは72を年数または利回りで割ると元本が2倍になる利回り、または年数がわかるという法則です。
例をあげて説明します。
元本100万円を6%の複利で運用した場合に200万円になるのはいつ?
答えは
72/6=12
となり、12年後に元本は倍の200万円になるというわけです。簡単ですよね?
それではもう一つ。
元本100万円を10年後に2倍の200万円にしたい。毎年何%の利回りで運用すればいいのか?
答えは
72/10=7.2
となり、7.2%となります。
この法則のポイントは2倍になる年数もしくは利回りを規定することで、金額そのものは計算に関係ないことです。
積み立てNISAに使える126の法則
72の法則は投資元本を一括で運用した場合に2倍になる利回り、年数を簡単に計算するものでした。
しかし、積み立て投資する場合はどうやって計算するのでしょうか?
例えば、
毎月10万円を利回り6%で積み立て投資した場合、投資元本の2倍になるのは何年後でしょうか?
この場合に登場するのが126の法則です。使い方は72の法則と全く同じです。
答えは
126/6=21
となり、21年後に投資元本の2倍となるわけです。
一括投資した場合と比べると徐々に複利効果が効いてくるので、倍になる時間が多くかかることがわかります。
それでは例題を出しますので、挑戦してみてください。
毎月10万円を積立投資します。10年で投資元本を倍にしたいと考えています。毎年平均何%の利回りが必要になるでしょうか?
終わりに
72と126という数字を覚えるだけで、複利の計算が簡単になることがおわかりいただけたと思います。
来年から始まるNISAには積み立て投資枠と、成長投資枠があります。
積立投資枠でポートフォリオを組む場合には126の法則、成長投資枠には72の法則が使えますよね。
来年から始まる新NISAはわかりやすくて使いやすいいい制度だと思います。今まで投資をやったことがない人たちはチャレンジしてみてはいかがでしょうか?
それではまた! See you again!