PWAとWebサイトの違いは何？基本の違いからSEO効果まで徹底解説
PWA（プログレッシブ・ウェブ・アプリ）とは、モバイルやデスクトップの両方でアプリのような機能を提供できるWeb技術です。
従来のWebサイトとは異なる特徴を持ち、特にパフォーマンスやユーザー体験の面で注目されています。
この記事では、PWAとWebサイトの違いは何？という質問に対して、回答しつつ、PWAの基本的な特徴からSEO効果まで、さらーっと解説します。
PWAとは？基本的な特徴とWebサイトの違いを解説
PWA（プログレッシブ・ウェブ・アプリ）とは、Web技術を使って作成されるアプリのような機能を持つWebサイトのことです。
PWAの最大の特徴は、ブラウザ上で動作するWebアプリでありながら、ネイティブアプリに似たユーザー体験を提供できる点です。
従来のWebサイトは、主に情報を提供する役割を持ち、ユーザーがページを読み込みアクセスすることが基本でした。
PWAは、アプリのようにホーム画面にインストールされ、オフラインでも動作可能です。
また、プッシュ通知やバックグラウンドでの動作も可能で、よりインタラクティブな体験を提供します。
さらに、PWAはデバイスやプラットフォームに依存しないという利点があります。
通常、アプリを開発する場合、AndroidやiOSなどの異なるOSに合わせて個別の開発が必要です
PWAはWeb技術を基盤としているため、ひとつのコードでさまざまなデバイスで動作させることが可能です。つまり、開発コストが、お得なんですよね！
PWAと従来のWebサイトのパフォーマンスの違い
PWAは、パフォーマンス面でも従来のWebサイトに対して大きなアドバンテージを持っています。
従来のWebサイトは、ページを読み込むたびにサーバーと通信してデータを取得する必要があります（CDNの話はおいておきます）。
PWAでは「サービスワーカー」という技術を使ってデータをキャッシュするため、ページの読み込みが非常に高速です。
特にスマートフォンを始めとする、モバイル環境では、ネットワークの不安定さが原因でサイトの表示が遅くなることがありますが、PWAはキャッシュされたデータを使用するため、ネットワークが不安定な状態でもスムーズに動作します。
これにより、ページの読み込み時間を短縮し、ユーザーに快適な操作体験を提供します。
Webサイトは動的なデータを必要とする場合、常にサーバーとの通信が必要です。これは、Wordpressなどで実感されるケースがあると思います。その結果として、表示速度が遅くなったり、サーバとの通信が必要な分パフォーマンスが低下する可能性があります。
PWAのパフォーマンス向上は、特にユーザーが再訪問する際に顕著に感じられます。要は、リピーターに優しい仕組み、それがPWAなんですよ！
PWAのオフライン機能とWebサイトとの比較
PWAが従来のWebサイトと最も大きく異なる点の一つに、オフラインでの動作が可能であることが挙げられます。
通常のWebサイトはインターネット接続がないと機能しませんが、PWAは一度アクセスしたデータをキャッシュとして保存し、ネットワークがない場合でもそのデータを表示できるようにします。
このオフライン機能は、ユーザーが移動中やネットワークが不安定な状況でもWebアプリを継続して利用できるという大きなメリットを提供します。
たとえば、ECサイトであれば、ネット環境がない場所でも商品カタログを閲覧したり、前回のアクセス時のデータを元に購入検討を進めることが可能です。
具体的に、もう一歩踏み込むと、カタログ。デスクで、カタログを開くように、PWAなら、商品の閲覧が可能です！
一方で、従来のWebサイトはネットワークに依存しており、オフライン状態では閲覧できません。これにより、ユーザーの利便性が低下し、特にモバイルユーザーにとってはストレスとなることがあります。
PWAが提供するユーザー体験とWebサイトの違い
PWAは、従来のWebサイトよりも優れたユーザー体験を提供することを目指して設計されています。
PWAをスマートフォンのホーム画面に追加することで、ネイティブアプリのようにワンクリックでアクセス可能になり、ユーザーはアプリのように使いやすいインターフェースを体験できます。
PWAはプッシュ通知を利用できるため、Webサイトでは難しい、リマインダーやプロモーションなどをユーザーに直接届けることができます。
言い方を変えれば、LINEのようなプッシュ通知のできる、そんなwebサイトを作れるんですよね。
これにより、エンゲージメントが向上し、ユーザーのアクティビティを促進することが可能です。
PWAはフルスクリーン表示やスムーズなアニメーション、バックグラウンドでのデータ同期など、アプリに近い機能を備えています。
これにより、単なる情報提供サイトからインタラクティブなWeb体験へと進化し、ユーザーはより直感的にサービスを利用できます。
SEOとPWA：WebサイトとのSEO効果の違い
PWAはSEOの観点でも有利です。
PWAは通常のWeb技術をベースにしているため、Googleなどの検索エンジンでインデックスされやすく、従来のWebサイトと同じようにSEO対策が可能です。
PWAの特徴である高速な読み込みは、Googleが重視するSEO要因の一つです。
ページが早く読み込まれるほど、ユーザーの離脱率が低下し、検索エンジンの評価も向上します。
加えて、PWAはモバイルフレンドリーであるため、スマホを始めとしたモバイルデバイス向けの最適化も簡単に行えます。
従来のWebサイトはSEO対策が容易な反面、パフォーマンスやユーザーエクスペリエンスに劣る部分があり、それがSEOに影響する可能性があります。
PWAのオフライン機能やキャッシュの効率性は、検索結果の順位向上にも貢献します。
PWAで作っていないサイトが多いと思います。だから、今のwebサイトのSEO対策を強化したい！というケースもありますよね。そんな場合、「wordpress(ワードプレス) 制作 ブログ制作 | CMS で 運用 コスト削減」を参考にしてみてください。アクセスが増えることを実感できるはず。
もちろん、PWAを導入するのも一つの方法です。PWAでサイト開発したい場合はぜひお問い合わせください。
PWA 対応ブラウザ
PWA (Progressive Web App)は、ブラウザによって、対応状況が変わります。特に、safariが要注意です。というわけで、PWAの対応ブラウザ について書いていきます。
Google Chrome
PWAの中心的なブラウザ
Android、Windows、macOS、ChromeOSで対応
Microsoft Edge
Chromiumベースなので、Chromeと同等の対応
Windows 10以降のデスクトップ版で対応
Mozilla Firefox
Android版で部分的にPWA対応
デスクトップ版は現時点でPWA非対応
Apple Safari
iOS 11.3以降とmacOS 10.13以降でPWA対応
ただし、一部機能に制限がある
SafariのPWA対応は他のブラウザと比較すると制限が多い状況
ホーム画面への追加、プッシュ通知が、一部対応可能で、オフラインでの動作に制限がある
主要なブラウザの中では、Chromeが最も充実したPWA対応をしています。 Edgeも最近Chromiumベースになったことで、Chromeと同様の機能をサポートするようになりました。
一方、Safariは制限が多く、Firefoxのデスクトップ版はまだPWA非対応です。
ブラウザ間の機能差異に注意が必要で、ターゲットユーザーのブラウザ利用状況に合わせてPWAを設計する必要があります。
まとめ PWAとWebサイトの違いは何？
PWAは、従来のWebサイトとは異なり、アプリのような体験を提供できる技術です。
オフラインでも動作し、高速なパフォーマンスを持つPWAは、特にユーザーエクスペリエンスとSEO効果を重視するサイト運営に適しています。
PWAとWebサイトの違いを理解し、自社のニーズに合ったWeb技術を選ぶことで、より良いユーザー体験と成果を目指しましょう。
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