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台北市木柵「安康社區」

 低所得者、身体障害者やベトナム戦争の難民として台湾へ来た人々が多く暮らしていた「安康社區」と呼ばれる団地はすでに半分以上が取り壊され、高層アパートに建て替えられる工事が進んでいる。一部は取り壊さないで外壁を修復し、綺麗に塗り替えられ、周囲も整備されている。10数年前までは治安の悪い所として評判の悪い地区だった。脇に木柵公園があるが、売春や薬物売買の盛んな場所として、一般人は近寄りがたい公園だったようだ。薬物売買を巡る争いでベトナム人ヤクザ同士(片方のグループには台湾人ヤクザの協力があった)の抗争事件が「安康社區」で起きて、拳銃の流れ玉が住民に当たるという事件も発生した。僕は16年前頃からこの「安康社區」のすぐ近くで暮らすようになったのだが、その当時はよく警察官やパトカーが巡回していたり、朝から道端に直接座り込み円陣を組んで酒盛りをしている壮年世代(女性も含まれていた)の人たちをよく見かけたり、裸足で歩き回っている人もよく見かけた。上の写真は8〜10年くらい前に撮影したもの。

これは7年くらい前に撮影した
10年ぐらい前に撮影した写真。右側の森のようになっている所が「木柵公園」
取り壊され、工事が始まった頃
取り壊され、工事が始まった頃
取り壊され、工事が始まった頃
最近撮影した写真
最近撮影した写真

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