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台湾人にとって中国人は外国人

まだ二十代の台北育ちの台湾女性に友人の中に外国人の血を引く人がいる?と聞いたら、親友のうちの一人がお婆さんがオランダ人で、もう一人の親友はお母さんが四川人だと答えた。冗談とか嫌味で言っているのではなく、外省人(第二次大戦後中国から台湾へ移住した人とその子孫)や中国人を外国の人だと思っているようだ。

20数年前なら、台湾意識の強い人や台湾国建国を願っているような中年世代以上の人たちから、外省人は自分達にとっては外国人のようなものだ!と言うのを何回も聞いたことがあるし、50歳代の友人も港式燒臘(香港系の鶏や家鴨、豚などの焼き物や茹でた物、腸詰などを使った庶民料理で台湾ではかなり普及、定着している)は自分にとっては外国料理なので食べたくないと言うのを聞いたことがある。また、僕の妻(彼女も現在50歳代)も半ば冗談で私は中国人と台湾人のハーフだと言っているが、現代の30歳前の若者が本気でそう思っているとはちょっと驚いた。

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