人の目が気になるとき
\星読みでしあわせの進路指導/
西洋占星術の先生ことゆりぴです。
今回は日頃の鑑定や自分の経験からも考えている、心の取り扱いについてお話したいと思います。
人目が気になる
この感情に馴染みのある人、心当たりのある人というのは多いのではないでしょうか。もちろん、その人の素質や状態によっても変化しますが、鑑定を通してお話していても、悩みの根源を辿っていくと高い割合でこの結論に達していくと感じます。
占星術でいえば「人目を気になる」というのは「天秤座」の性質がネガティブに表れている状態を示しますが、天秤座の本来の性質は「客観性をもつ」ということです。
人の目や評価を気にした行動や選択を「他人軸」と呼んだり、反対に自分の想いや本心に沿った行動や選択を「自分軸」と呼んだりしますよね。
昨今では、自分軸での行動や選択は「自分を大切にする」と言う概念と直結していて、良いことだと言われる機会も多いように感じます。また、わたし自身も鑑定やカウンセリングを行う中でこの考え方を主として採用しています。
『主体的客観性』を持とう
しかし同時に、
「他人軸であることは果たして
悪いことなのだろうか?」
と考えることもよくあります。
結論から申し上げて、私が鑑定を通じて自分なりに導き出し注目しているのは、「主体的客観性」を持つことの重要性です。
主体的客観性とは造語です。
自分自身の意志・意欲・意図・目的を持ったうえで周囲からの評価を参考に取り入れ、自分の進みたい方向に進めているかどうかを確認していく、という意味で使っています。
例えばあなたが今
「自分の大好きな映画の良さを、
多くの人にわかりやすく伝えたい」
と考えているとします。
あなたは自分の大好きなものについて、その良さを伝えようと一生懸命熱弁をふるいます。しかし想いがあふれるあまり、作品独自の設定や専門用語を前提の解説もなく多用していると、残念ながら「多くの人」に「わかりやすく」伝えることは難しいでしょう。
そんなときに主体的客観性をもつことで、あなたの中の「この映画が好きだ!」という熱い想いを多くの人に分かりやすく伝えるために、どんな表現や工夫をすれば良いか知ることができるのです。
私は学生時代にアカペラサークルに所属しており、練習の際にはその様子をレコーダーに収めて聞き返し、歌い方の工夫や全員の声のバランスなどを微調整していました。
自分の発しているものを客観的に振り返り、
より良いものへとブラッシュアップしていくこと
―――主体的客観性とはそういった感覚を指しています。
また、実際にあなたの周りにいる人たちの目や意見を借りて、自分が思い描くような表現ができているか確認することも良いでしょう。
これは「人目が気になる」感覚とは違うものなのだと、少しでも伝わっていれば幸いです。
素質をポジティブに活用する
このように同じ「人目を気にする」ということでも、主体性を持った途端とてもパワフルになりますよね。このとき、先にお話しした天秤座の客観性をポジティブに活用している状態だと言えます。
物事を客観視できること、相手の立場に立って考えらること、冷静かつ多角的で公正な判断ができること…これらはビジネスや恋愛、趣味などのさまざまなシーンにおいて活用できる大切な才能です。
何かを発信していくとき・物事を形にまとめていくときの「見やすさ」「美しさ」を整えていくにも、客観性は大切な役割を果たします。相手の立場に立って物事を捉えることは、思いやりや優しさとも言い換えられるでしょう。
また、自分の素質をポジティブに活用したいとおもうとき、心身の状態がどのようであるかが非常に大切なポイントです。
身体や心に不調があれば、自分自身のポテンシャルも全体的に下がっていきます。寝不足で高速道路を運転できないように、冷えやストレス・栄養不足などをきっかけに、素質のネガティブな面も表れやすくなります。
そんなことも考慮していくと、人目が気になる自分自身を責めたりダメ出しをするのではなく、日頃の生活や自身の内面を振り返って十分にケアすることも、素質を活用するうえで大切な心構えなのです。
まとめ・おわり
今回は「人目が気になる」というテーマについて
★主体的客観性を持つ
★素質をポジティブに活用する
という切り口からお話しました。
「自分の素質は知らないけれど当てはまるな」
「自分にはどんな素質があるのだろう?」
「心身のケアはどうすればいいの?」
など、感想やご質問があればぜひ、下記の公式LINEまでご連絡ください。ゆりぴから直接お返事をお届けいたします。
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