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FIREすべきなのか?手段と目的を取り違えてないよね?
こんにちは。アメリカで働いている55FIRE駐在員です。現在50歳。あと1年くらいで日本へ帰任し、それから5年以内のFIREを目指しています。
・・・ここにきて、根本的な疑問が。
「FIREすべきなのか?」
自分の考えを整理するためにここに記録を残します。
きっかけは妻の質問
先日、下戸の妻から「どの瞬間に飲むお酒が美味しいのか?」と質問された。
私の答えは「忙しい一週間の仕事から開放された週末に飲むお酒」です。さらに付け加えるなら、同僚と一緒に会社の文句や身の上話をしながらだと、さらに美味しくお酒が飲めますね。
妻との会話はそこで終わったのですが、その後ふと気がついた。これって両方とも働いてないと達成できないじゃないかと。
そもそも私がFIREしたいのは日本のグルメを満喫するため。お酒はそのグルメの重要な役割を果たす存在です。
働いた後のお酒はなんとも言えない美味しさがありますよね。
イメージは映画「ショーシャンクの空に」で屋上作業の後にビールを飲むシーンです。あれは働いた後だからこそビールが美味しいんですよね。
気の置けない仲間と飲むお酒も最高ですよね。
日本酒のリアルを描いた名作・「夏子の酒」で日本一のお酒を目指す杜氏が「蔵の仲間と飲む仕事終わりの安酒が最高に美味い」と言っていました。その気持ち、よく分かります。
労働はお酒を美味しく飲むために必要なのか?
FIREは目的ではない
仕事は好きではない。米国で「静かなる退職」って言葉が流行るずっと前から、ギリギリの仕事しかしないで今日まで過ごしてきている。
一方で、今すぐ退職したいぐらい追い詰められているかと言うとそうでもない。
私の目的の一つは日本の美味しい食事を満喫すること。FIREしないとその目的が達成できないというわけではない。むしろ美味しいビールのために仕事を続けるのはありなのではないと思えてきた。
FIREはあくまで人生の目的を達成するための手段。手段と目的を混同しないようにせねば。
ダウンシフトがちょうどいい?
適度な労働感を味わいつつ、日本のグルメを堪能するための時間も確保するってのがいい塩梅。
と考えると、今の会社に残ったまま思い切ったダウンシフトに踏み切るのもありかもしれない。幸い、社内公募制度を拡充するとの方針が会社の人事から先日打ち出された。
人事、グッジョブ!
募集している部門の中には、明らかに最前線のものではないものが散見された。これらは出世意欲のある人には見向きもされないような部門であるが、社内ダウンシフトにはぴったり。
帰任後は社内ダウンシフトに向けて、情報収集をがんばりたい。
FIREの選択肢はそのままキープ
もちろんFIREの選択肢は残しておきたいので、FIREに向けてのお金の管理や人間関系の構築は続けていくつもり。
社内ダウンシフトを選択するにせよ、FIREに踏み切るせよ、手段を目的と混同しないようにするというのが今回の教訓。