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🎊アポロ杯金賞🎊おめでと!

🎉スキ・コメント・で受賞者を祝福してあげておくれ………!!ヾ(・ω・*)ノ↓


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アポロの俳句大賞入選句 発表会

(4)


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★金賞(2句)


カップルの痴話喧嘩聞くかき氷
亀山こうき

〜感想〜

カップルのちわげんか、見えますね。声も聞こえますね。場所はどこか!?
かき氷だから、海の家かな。だったら水着も来てるし、塩の匂いもするな。
いやー、大型モールのフードコートかも。

どんどん想像がすすむ。しかもきっと、誰にでも。楽しい楽しい!
恋人たちの滑稽な姿を、作者はかき氷の視点からパシャリと写真に撮るみたいに、俳句に写し取ったのです。

俳句は写生、見える景色をそのまま表現することが上達のコツです。読み手に想像させる余白を残すことも、大事なテクニック。

言葉は最小限にして最大活用できています。
カ行の韻・リズムの楽しさはやはり名人のワザ。 けんかきくかきごおり。声に出すとわかります。こういった工夫、遊び心。俳諧味といいます。はいかいみ。

初心者に寄り添ったお手本句、ありがとうございます!金賞おめでとうございます🐾

西日射す象は背中に砂かけて
junchan

〜感想〜
 
これはダイナミックな、それでいて安らかな象さんの営みの瞬間です。象が水ではなく砂を自らにかけているのは、ぼくは見たことがない。
でも、この作品のパワーによって、ありありと光景が見えてくる!いのちのパワー!

西日射す の、射すがこの句の場合、省けない動詞です。厳しい西日と象の動きに、射す がちゃんと働いている。
ぼくなら大西日あたりを置きにいきたくなりますが、作者はちゃんと冷静かつ勇気を持って詠んでいます。失敗を怖がってない。

ちなみに初心の人は、俳句では、動詞をなるべく少なくするよう心がけてください。なれるまで一句一動詞、このルールを守ってりゃすぐ上手くなります!

この句は見る者に実に分かりやすいですな。
夕日の落ちかける頃の切なさに象のおおらかなイメージ、生命力がとてもうまい対比となっております。
砂かけて のあと、象がどう動いたか?
これも読者の感じ方次第です。
この作者もお手本意識がしっかりしていますから、安心して読むことのできる作品ばかりです。わざをぬすみましょ。

初心者に寄り添ったお手本句、ありがとうございます!金賞おめでとうございます🐾


アポロの俳句大賞入選句 発表会(LAST)  へつづく↓

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