原体験
退職からの再挑戦と若い世代からの学び
私は2021年に定年退職し、これからの人生は自分の時間を大切にし、好きなこと・・・特に旅行を楽しみたいと考えています。退職後、世界遺産検定の存在を初めて知り、そこで新たな目標が生まれました。
しかしコロナ禍で自由に動けない中、第二の人生のスタートとして、2022年6月にスペインのサンティアゴ・デ・コンポステーラへの巡礼を選びました。
この巡礼は、114キロの道のりを自分の足で歩き続けながら、これまでの人生を振り返り、自己成長を目指す貴重な経験となりました。
巡礼中に感じた最大の課題は、スマートフォンやGoogleマップを活用する現代の旅行スタイルに対する不慣れさと、英語でのコミュニケーションの難しさでした。スマートフォンでの予約や地図の確認ができないことで、旅を楽しむ余裕がなくなり、不安がつのりました。
これに加えて、英語の日常会話に苦労し、乗り物に乗る際や食事をする際にも言葉の壁を感じることが多々ありました。この2つの課題を乗り越えることで、もっと自由に旅を楽しみ、SNSを通じて友達の輪を広げることができると痛感しました。
帰国後、これらの課題を解決するため、偶然目にしたPOOLO4期生の8ヵ月コースに挑戦することを決意しました。若い世代との交流を通じて、携帯や英会話に慣れることができれば、次の旅行ではより充実した経験ができると考えたのです。
このコースでは、20代や30代の若者たちと共に、Slackや携帯を活用しながら、自分自身の課題に取り組む日々が始まりました。携帯と仲良くなることを目標に掲げ、若い人たちからの刺激を受けながら、夢に向かって努力を続ける中で、新たな夢が次々と湧き上がり、充実感を感じています。
一方で、英会話については思うように進まず、ある人から「英語は毎日英語漬けの環境がない限り、上達は難しい」と言われました。この言葉がきっかけで、私はコロナ禍で3年ぶりに開催された留学フェアに参加することを決めました。
これまでは「留学は若い人たちのもの」と思い込んでいた私ですが、実際にフェアで話を聞いたり、費用を調べたりするうちに、留学を現実のものとする決意が固まりました。
そして2022年12月24日のクリスマスイブ、主人の大好きなフランス料理のレストランで、自分の気持ちを打ち明けました。主人は「勉強したい人には反対しない」と理解を示し、ニュージーランドでの留学を提案してくれました。
これにより、私は2023年9月から11月までの3ヵ月間、ニュージーランドでの留学を実現させることができました。
留学後、どれほど英会話が上達したのか確かめたいと思い、2024年4月から38日間 スペイン、エジプト、トルコ、モロッコ、南フランスの5か国を旅しました。
最初に訪れた世界遺産は、エジプトのアブ・シンベル神殿。その壮大な景観に圧倒され、心に深く刻みました。この旅の間、インスタグラムを日記代わりに毎日更新しようと試みましたが、文章を書くのが得意でない私は、毎晩進まないペンと格闘しました。
見たまま、感じたままをスラスラと書きたいと強く思う一方で、英会話についてもまだまだ努力が必要だと感じました。今回の旅で、特に「書く」という行為に対して悩みを抱えたことが一つの大きな収穫でした。
帰国後、何気なく目にしたのがPOOLO JOBの広告でした。文章力や表現力、さらには発信力を高めることができれば、もっと楽しく、そして効果的に自分の旅の経験を人々に伝えることができると思い、すぐに参加を決めました。
しかし、始めてみるとそのレベルの高さに圧倒され、ついていくのが大変だと感じる日々です。それでも、SNSを通じて発信する方法が少しずつ理解できるようになり、周りの人たちのサポートのおかげで、何とか筆を進めています。
これからも、若い人たちからの刺激を受けながら、自分の夢を追い続けていきたいと思います。
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