Razzの基本戦略 実践編
どうもこごろーです。
今回はRazzの実践編をお届けします。
今回は各ストリートのおおまかな考え方や実際のハンドを参考に解説をしていきます。
まだ基礎知識編をご覧になっていない方は先にそちらをお読み下さい。↓↓↓
でははじめます。
3rdストリートの考え方
まずスターティングハンドに関しては基礎知識編で記載した通りに守っていれば不自然なアクションにはならないと思います。
稀にリンプレンジを作り相手を混乱させる上級者も居ますが、最初はそこまで深く考える必要はないです。
まず最初に覚えるべき事はキーカードは何なのか、そのカードを自分は持っているのか。
後ろのプレイヤーにローカードを見せている人は何人居るのか。
オープンが入った時、その相手のレンジにピクチャーやペアが含まれている可能性がどれだけあるか。そして時自分が強い場合しっかりとレイズする事。
この辺を意識しながらプレイしてみると3rdストリートのミスを減らす事が出来ると思います。
ポーカーにおいて最初のストリートは長期的な損益に最も影響を与えます。
しっかりと意識してプレイする事で成績にも大きく影響を与えますので、自信の無い方は基礎知識編ももう一度しっかりと復習してみて下さい。
4thストリートの考え方
4thストリートではより見た目の良いローカードを引いたプレイヤーがベットするのが自然になります。
仮に自分が3rdストリートで最後にアグレッシブなアクションをしていてもハイカードを引いてしまった場合は相手にリードベットされるでしょうし、相手がハイカードを引いたらこちらからベットします。
例えば自分が4thでペアになってしまったが相手も微妙なカードを引いた場合、
HERO:(23)53
Villan(xx)29
このような状態でもこちらからベットします。
6thストリートまでは相手からどう見えているかが非常に重要であり、ペアになったからといってチェックしていると簡単に自分のハンドの強さを見破られてしまいます。
しかしマルチウェイの場合で相手から既にベットが入っている場合フォールドした方がいい場合もあります。
相手のレンジ、相手から見た自分のレンジを比べて自分が有利ならベットするというポーカーにおける基本的な事ですね。
5th,6thストリートの考え方
5thストリートの時点で5枚になるのでローが完成しはじめます。
引き続き相手から見てこちらが有利なのであればベットします。
コールする基準はどのストリートにも共通しており、相手の最高の形を想定した上で、1枚で逆転出来るならコールします。
例を見てみましょう
Hero: (25)7K3
Villan:(xx)487
このような状態で相手からベットされたとします。
自分は現状Kロー(7ロードロー)で、相手は最高で8ローを完成させています。
この時相手からのベットにコールし、6thストリートで自分がペアにならないローカード、相手がハイカードを引いた場合、逆転します。
このように1枚で逆転出来る状態は基本的にコールしましょう。逆に1枚で逆転できない場合は素直に降りましょう。
これはマルチウェイでも同じ事が言えます。
こちらからベットする場合、引き続き相手より自分のレンジが有利な場合ベットします。
繰り返しになりますが、6thまでは見た目がよりナッツに近い方がベットしていくのです。
見た目の強さについて少し詳しく解説します。
例として5thストリートで考えます。
A:(XX)24Q
B:(XX)38J
どちらの方が見た目が強いでしょう?
先ほど見た目がよりナッツに近い方がベットすると述べました。
この場合、24Qの方が強いのでこちらがベットするのが自然です。
基礎知識編で解説しましたが、8は0.8枚とカウントします。
今回ホールカードの2枚がお互いペアになっていないローカードだとするとAは4枚、Bは3.8枚になるのです。
何も考えずにこっちJローで向こうQローだからベット!って安易にしちゃいけないということですね。
ちなみに37Jで4枚とカウントするとベットする事ができるようになります。
ローカード4枚同士かつJが完成してるのが評価できる点ですね。
また、この辺りから情報量が増えてきてキーカードなどのブロッカーが活きてくる場面でもあります。しかし内容が少し上級者向けになってしまうため割愛します。詳しく知りたい方は木原noteの以下の記事を読んでみて下さい。
7thストリートの考え方
このストリートでは裏向きに配られるため相手が進展したかどうかは分かりません。
6thストリートまではボードが見た目が強い方がベットしてきました。
7thストリートでは6thストリートの時点で見た目が強い方が引き続きOOPになります。
自分がOOPの場合、素直に強ければベット、相手のドローに引かれていて負けている可能性があるならチェックするのが無難です。
6thまでに実はペアになってしまっていて7thでも引けなかった場合などに、ベットしてブラフをある程度の割合でしましょう。
自分がIPの場合、相手がベットしてきた時明らかに負けている状況でなければコールしましょう。途中でレイズなどが入らずベットコールで7thまで進んだ場合約7.5BBがポットに入っており必要勝率は約10.5%です。
また、こちらの強いドローが完成した場合や、引けなかったけど相手がチェックしてきた場合などにバリューとブラフを混ぜてベットしましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回の記事で基本的なアクションの指針が理解できたと思います。
Razzは他のポーカーとは勝手が違う部分が多く最初は混乱するかもしれませんが、プレイしているうちに慣れてくると思います。
大切なこととしては
・3rdストリートではキーカードやローカードの人数をしっかり意識する事
・4-6thストリートはより見た目が強い方がベットする事
・ベットに対して1枚で逆転できるならコールする事
最初はこれらをしっかりと意識してプレイしましょう。
現在Stud8の記事も作成中ですのでお楽しみに!
ではまた!