PLO8&BIG-O Chapter2

どうもこごろーです。
今回は前回に比べてかなり具体的な話をしていこうかと思います。

今回もプリフロップについてですが、フロップポーカーにおいて一番大切なストリートはプリフロップです。
プリフロップでのミスは、大きく損失に直結します。

今回のチャプターで理解を深めましょう。
では早速はじめましょう!

スターティングハンドの必要条件

NLHEでは、プリフロップでレイズするレンジを色々混ぜてプレイするのが当たり前になっています。
相手に自分のレンジをキャップさせないためですね。

PLO8やBIG-Oではそのような事はしなくて大丈夫です。
単純に強いハンドで参加する事を推奨します。
これはプリフロップでのアクションだけでレンジをある程度絞る事が不可能に近いためです。

もちろんポジションによってはタイトやルーズに参加しますが。

Chapter 1 で少し紹介しましたが、PLO8における最強ハンドはAA23dsですね。
AA2だけでも相当強いです。スーテッドじゃなくても強いです。

そう、このゲームではAこそが正義です。Aのないハンドに価値はないと言ってもいいです。
AはHiを作る時もLoを作る時も欠かす事の出来ないカードです。

しかしAさえあれば良いのかと言われるとそういう訳でもありません。

前回の記事で、ハンドの価値はナッツになりやすいかどうかで決めると書きました。
では具体的にどのようなハンドが良くて、どのようなハンドが良くないハンドなのでしょうか。
BIG-Oのハンドを例に見てみましょう。


それぞれの関連性がしっかりしているハンド

Ah 2h 3c Kc Jd
BIG-Oでは5枚のホールカードから2枚使います。組み合わせは10通りですね。
これらの組み合わせをそれぞれ見て、どのような役割があるのか見てみましょう。

・Ah2h
ナッツフラッシュ、Wheel、ナッツロー

・Ah3c
Wheel、ナッツロー(2がボードに出た場合)

・Ah Kc
ナッツストレート

・Ah Jd
ナッツストレート

・2h 3c
ナッツロー(Aがボードに出た場合)、Wheel

・2h Kc
N/A

・2h Jd
N/A

・3c Kc
セカンドナッツフラッシュ

・3c Jd
N/A

・Kc Jd
ナッツストレート

それぞれのカードの組み合わせに期待するナッツになるための役割を書き出しました。
このハンドは半分以上の組み合わせでナッツ、もしくはナッツ級のハンドを作ることが出来、非常にハンド同士の関連が密です。
何個かの組み合わせはナッツになるためにキーカードが必要になりますが、そこまで厳しすぎる条件でもないですね。


ではもう一つハンドを見てみましょう。

As 3d 7c 8c Kh

一見悪くなさそうに見えます。
では組み合わせで見てみましょう。

・As 3d
Wheel、ナッツロー(2がボードに出た場合)

・As 7c
N/A

・As 8c
N/A

・As Kh
ナッツストレート

・3d 7c
N/A

・3d 8c
N/A

・3d Kh
N/A

・7c 8c
8ハイフラッシュ、ストレート

・7c Kh
N/A

・8c Kh
N/A

10個中3つしか期待できません。
7c8cに至ってはナッツになった場合必ずローが存在するのでスクープは厳しいかもしれません。

カードの枚数が多いため、参加しやすそうに見えるかもしれません。
しかしカードの枚数が多いからこそ、相手が持ちうるハンドも強くなります。
マージナルなハンドでの参加は命取りになりやすいため、なるべく避けましょう。

このようにハンドがどのように機能し、その役割を果たしうるかを分析するのは非常に大切です。
フロップ以降のプレイしやすさも圧倒的に違います。

まとめ

上記のように、ハンドのカード1枚1枚がしっかりとその役割を果たす事のできるハンドをプレイするべきです。

一見良さそうに見えるハンドでもよく分析してみると、スクープできる条件は意外と少なかったりします。

最初にも書きましたが、プリフロップが一番大切です。
ミスは最低限に抑えましょう。

ではまた!

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