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Q.262  本当にAGAでしょうか?

Q   20歳代の男性です。
ちょっと前から前頭部のM字とてっぺんの薄毛がひどくなってきました。
病院でAGAと診断されプロペシアを服用して3ヶ月位です。

残念ながら逆に最近薄毛が頭全体に進行しています。
髪の毛全体のボリュームも減った感じです。

けっこう襟足の髪の量も減っているような気がします。
お聞きしたいのですが、AGAは襟足からも進行するのでしょうか?

ひどいスピードでハゲてしまうのではないかと心配です。

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A AGA(男性型脱毛症)の薬は3ヶ月で効果の判断はちょっとできない場合が多いです。
もちろんたくさん髪の毛が生えた場合は効果がわかります。

ですが、効果がまだ3ヶ月でわからない場合は最低半年は待たないと効果判定はできないです。
さらに言うと、半年は最低で効果がないという判断は1年は待つべきと思います。

1年経過して判断した場合は90%以上の人は現状維持以上、つまり明らかに生えたという人とハゲの進行が止まったという人の割合が9割という報告です。

AGA専門施設の報告だと、3年内服すれば99%位が現状維持以上になっているとの報告でした。

AGAで初期に前頭部や頭頂部が薄くなるのは決まった形だと思いますが、襟足の状態というのは病初期におこる部位では一般的に違うと思います。 もちろん相対的には襟足までも脱毛が進行する場合は当然あります。

なので、これは全体的なバランスなどで判断するべき病状と思います。

また一般的なAGA(男性型脱毛症)とは違う、もしくはAGAと他疾患が併存(同時に起こっている)可能性も否定できません。

専門医の診察が必要と思います。

ありがとうございました。 ドクターAでした。

注)襟足は「えりあし」と読みます。襟足とは、首筋の髪の毛の生え際の部分です。襟足という名前は、髪を結い上げたときに左右に伸びた髪が足のように見えることから名づけられました。