ドライブのストーリー構成は天才
どこかのスレのコメント欄やTwitterで「ドライブの前半はつまらない」
とか見かけたことないですか?
あれは嘘です(過激派)
どこがつまらないの....? って位ドライブは全編通して面白いです。
ドライブはめっちゃめちゃストーリー構成がハッキリしてるのが特徴だと勝手に思ってる
ということで如何にドライブの構成が美しくまとまっているかを熱弁したいと思いま(またしても自己満)
・ドライブという作品の全体図
小さいし字汚くてごめんなさい.... 大ざっぱに書くとこんな感じ。書いてある数字が話数です。 (左が1話→右が47話の方向に数直線は見て下さい.)
まず強烈な特徴は約12話ごとにターニングポイントがあること。
ドライブは全47話(+特別編1話)なので25%進む度に話がぐっと動くってことですね。 というか章分けされてる
12話(マッハ登場回)や
25話(ドライブ正体バレ回)、
37話(001関連が決着した話の次の回)
これらの次回予告で"新章開幕!"って言ってるもんね。綺麗に約12話=1クールごとに。 これだけでも綺麗すぎる。
あともう1つ言いたいことがあって,それは「仮面ライダードライブ」という作品は
"チェイスの物語"
でもあるということです(上から目線やめろ)
マッハが主役じゃねーかw とかよく言われるドライブですがチェイスも負けてないよ。 というかドライブ前半は"魔進チェイサーの行く末について"を描いた章、と説明するとしっくり来る部分があると思ってる
ここからはドライブという作品を4つに区切って考えていきます.
・ドライブの前半(1~24話)
(初めに置いた図のここの部分。)
基本的に2話構成で・毎回事件を解決するってのが1連の流れなんだけど、まず初めに言っておくと面白い。 普通に刑事ドラマ。犯人とか全然読めない回もある。
ここで特筆すべき特徴は2つあって
①特状課の各メンバーの掘り下げ回である。
②ドライブvs魔進チェイサーを描いた章である。
ということ。
① これによって特状課の皆のキャラ付けがしっかりと確立。 というかキャラが活き活きしてるんだよね丁寧にキャラ描いてくれるから.....
進ノ介の戦う理由(第6話)や
剛=マッハ登場(12話)、←ちょうどドライブ2クール始まりと合致!
りんなさんの過去&未練の払拭(16・17話)、
熱血刑事・追田を描く18・19話、
濃厚なオタク・西城究とロイミュードとの絆を描いた回(20話)。
特状課の面々の掘り下げ回としてどれも完璧。完璧すぎる。
そして②。ドライブ前半は「魔進チェイサーの行く末」の章でもあるという見方です
ロイミュードらによる記憶の上書きで死神・チェイサーとなった000・プロトドライブ。
"人間を守る"という潜在プログラムと"ロイミュードの番人"という2つの使命の狭間で苦しみながらも進ノ介・ドライブと戦い続ける。 まるで自らの存在意義を証明するかのように。
めっちゃ頻繁に出てきてドライブと戦ってるもんね。 だからこそドライブ前半は思い切って「進ノ介とチェイスの戦いの章」と捉える方がしっくり来る
そして22話で ドライブ・タイプフォーミュラに決定的な敗北。
・チェイスの苦悩
ここからは24~26話。ロイミュードでありながら人間を守るという使命を持つチェイス、その狭間で揺れ動く苦悩を描く (ここで2クール目が終わり、ドライブはちょうど半分経過。)
ライダーとして本当にやり直しても良いのか、と悩むチェイスがついに真の仮面ライダーとして目覚める。
「もう一度, やり直す。」
チェイスがロイミュードの守護者(=魔進)から人間の守護者(ライダー)に戻ったのを体現している本当に見事なシーン。 まじで
ドライブの前半めちゃくちゃ凄いでしょ?天才でしょ?最高でしょ???
あと特状課の掘り下げ回としても完璧なのでそっちも注目して見てね!!
(ドライブの後半以降の構成についての記事は長くなるので分けます。 マッハについて や 仁良がウザいけど如何に必要な存在かを語りたいんだけど 目が疲れたので書くのはまたいずれ)