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甘甘甘!イタリアンドルチェ!甘甘甘 :フランス留学まで5
というわけで二軒目に行って、8ヶ月くらいでしょうか、とうとう責任あるポストに着くことができました!
おめでとう俺!笑笑
本当にこれでいいのかと思いましたが
始まっちまったもんはしょうがねえ笑笑
やめないならやるしかない笑
そんなこんなで一瞬で引き継ぎを完了して
パンナコッタからティラミス、バーチディダーマにトルタリコッタ、カプレーゼ、カンノーリ!
めちゃ甘い、夢のような菓子たちを作ることになりました
昼だけで40名近く入ったりすることもあったのでまあまあな量を仕込む もとい作る必要がありました。
たくさん作れるのでとても楽しい♪
しかし、ときどき作り忘れたり、発注し忘れたり
まあまあ色々やることがあり初めはかなり、右往左往文字通り、ウニョウニョしながら仕事を覚えていきました笑笑
それにしてもスペイン人 イタリア人二人と
スーシェフ日本人 彼らの なんとかなるでしょ感というか、別に死ぬわけじゃないみたいなスタンスには非常に励まされました。影響を受けやすい、ミーハーではない笑笑、私はそこで今のメンタリティみたいなものをかなり培ったような気がします。
例えばまじでギリギリでめっちゃ急がなきゃならないときにも、それで死ぬわけじゃないみたいな考えを頭に持っておくと、それだけで無理矢理余裕が生まれて それは少し客観的な視点を常に与えてくれます。
これ非常に大事で、常に主観でものを見て、やらなければならないことに追い回される状況は冷静さ、正確さ、優先順位を失うように思います。
さてレストランレオーネマルチアーノでは結婚式もやっていたので、ウェディングケーキを作ることになりました。
これが大変、まあ大変
なにしろ、普通のケーキすらやったことのない自分にしてみれば、スポンジ焼いて、生クリームを8分だて、綺麗にナッペ 。生クリームを綺麗に塗りたくること。 別世界の話でした。
それらは技術も必要で、ところどころポイント 守るべきやり方があり、上手く出来なければ形としてマルっとするっと見えてしまう
また人生の記念となるイベントを彩る大切なものですから、写真に残ると
初めてやったときは、脇汗がナイアガラのように流れ、手はプッチンプリンのようにプルンプルン震え、心臓は深海2千メートルに沈んだかのように収縮していました。
言い過ぎました
盛りました
いや嘘です笑笑
私は脇汗がかくタイプじゃないし、緊張すると心臓はバクバクするタイプです。
しかし、その緊張、努力、に見合う喜びはありました。人生で一番幸せな瞬間、ターニングポイントとなる瞬間に立ち会え、また彼らの初めて共同作業となる、ケーキ入刀は私が作ったケーキとなるのですから!
料理人しか感じることのできない特別ない喜びです。
人はそれを食べそれがその人の体を形作るのですから。