2020 日本理学療法士協会総会 事前質問
代議員総会前の事前質問の返答がありましたので、一先ず私が行なった事前質問の返答のみ( 2/12:全体 )共有いたします。
全体で質問が12個というのもさみしい。。
■質問1
・質問内容
認定理学療法士(新規)の認定試験代替方法について。従来と異なり、受験者の倫理観・道徳観に一任し、監督者のいないで実施に至った経緯を教えていただければと存じます。
・質問の背景
従来の試験と今回の試験の実施方法の根本が乖離しており、整合性を考えることが出来ず、資格の意義に疑問が生じたため。
・回答内容
認定理学療法士試験の受験者は約3,400名おり、全国4会場で試験を予定していた。予定していた試験日当時の新型コロナウィルス感染症拡大に対する状況を鑑み、従来の限られた空 間で密集して試験を行うこと、代替の空間での集合型の開催は困難であると判断し、従来の対面での試験の中止および代替開催を決定した。その後、感染症に対する社会情勢、受験予定者の負担感、実施までの準備期間などを加味し、代替開催の方法をさまざま検討し、当該日時でのWEB試験が次善の策であるとの判断し、理事会で承認を得た。ご指摘の監督者のいない環境、従来との整合性についてであるが、認定理学療法士の指定研修でも質問者が一任と表現された倫理感・道徳観について、その意義や重要性を提示している。また、新制度移行に際し当該認証制度は現行制度と同様に更新制度も導入され、資格の意義は整合性を保たれ得ると考えている。なお、不正行為等への対応として、誓約事項への同意を得るととも に、試験問題を印刷やコピー等ができないよう加工するなどの対策を講じた。
■質問2
・質問内容
新型コロナウイルス情報収集に関して協会として47都道府県士会として、協働して情報収集を行うべきではないか。
←間違ました。「協会と47都道府県士会が協働して..」と記載したかった。。。。。
・質問の背景
地域によって対応にバラツキがあるため、会員が各地域の動向・対策を共有するためには、協会と各士会会⻑が名を連ねる委員会があると良いと考えたため。
・回答内容
今回の新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、常勤役員を中心に感染予防対策を実施してきた。感染状況は一定の収まりを見せてきているが、今後も再拡大があり得るとの厚生労働省の予測もあるため、本会としては再拡大に備えるべく、現行の対応から一歩進めて(仮称)新型コロナウイルス感染症対策本部を設置する。同対策本部においては、組織関連の課題に対応する担当を設け、協会と士会における課題を調査し、対策の立案や対応のすり合わせを実施する予定である。今後は、同対策本部と都道府理学療法士会が協働して会員の動向などの情報を収集するとともに、両組織が足並みを揃えた対応を行うとともに関連省庁との調整をしていくことが重要と考える。
以上。
※第49回定時総会 事前質問事項とその回答についてから抜粋
6月6日の総会(web開催)出席後、例年通り、総会内容をnoteで報告させていただきます。