20170911 診察日記
先に結論を言っておこう。
今日の治療は中止だった。
ん?デジャヴ?
どこかで見たことのある書き出しじゃないですか。
お馴染みの「白血球(好中球)が少ないから」が
理由ではなくて。
3週間も休んだから、そこは大丈夫。
では、こんどは何が起こったか。
◎病名:
進行性乳がん(多発性骨転移・多発性肝転移)
◎治療歴:
1)ホルモン(TAM→LET→EXE)+ZOL
外科手術(右乳房全摘+腋窩リンパ節郭清)
2)トモセラピー(骨転移放射線治療)
3)アフィニトール
4)ケモ PTX&bev→CAP+ホルモン(ANA+LPR)
→VNR
※以上をゾメタと併用で
◎現在の治療:
PTX&bev【再】
‥5クール目の治療ができるのかどうか
(骨髄抑制の為、前週治療中止)
◎おもな症状:
骨髄抑制、倦怠感、皮膚炎症、出血、発熱
手足ほてり、睡眠障害、気持ちの落ち込み
血液検査の結果を見ると、たしかに好中球は戻っていた。
本来なら、今日はアバタキ治療に入るはずだ。
ところが、肝臓の数値が問題だという。
ALPが上がり続けている。
最近は下がったことがない。
主治医いわく、原因は肝臓だけとは限らないらしい。
ALPは、例えば骨のがんが暴れても異常値を
示すそうだ。
【結論】画像判断が必要なため、週末CT検査決定。
当日中に、結果を踏まえて治療を選択する。
当日中に治療もする。
ええとつまり、場合によっては
アバタキ続投かもしれないし、
別の第3世代抗がん剤をやるかもしれないし、
とにかく、まったく、予定は未定だ。
肝臓に転移しているがんたちが、
暴れ太鼓を打ち鳴らしているかもしれない。
骨は痛くないから、
骨のがんたちは暴れていない気がするけど。
いずれにせよ、しっかり何か薬を入れた方がよい。
少々の骨髄抑制(白血球減少=免疫低下)は
目をつぶるべきだ。
だからといって、治療により白血球数大暴落すれば
カンタンに感染し、そこから具合が悪くなって
にっちもさっちもいかない可能性もある。
どちらへ進んでも、まあまあ危険だなぁ。
次の抗がん剤に、ゲムシタビン(ジェムザール)とか
候補はあがっていたけれど‥‥
なんとなく、効く気がしなくって。
特に理由もなく、そんなこと言っちゃいけないけど
前に試したナベルビンとか、散々だったからなぁ。
ちなみに、昨夜のんだ眠剤が今朝まで残っていて
ぼやーっとした午前中を過ごしていたのだけれど。
肝臓の機能が弱っていると、
薬がいつまでも残ったりするそうだ。(主治医談)
オレの肝臓よ。
生涯大事にするからさ、
もうちょっと踏ん張っておくれ。
考えても仕方ない。週末まで忘れます。
明後日、perfumeフェスだし!
再診料‥73点
検査料‥206点(採血&採尿)
文書料‥100点(傷病手当書類作成)
合計→379点(3,790円)
※患者は3割負担