DEEP VIETNAM ~ベトナムの新興宗教行ってみた~
ベトナムのホーチミンから100Kmほど北西に、カオダイ教というベトナムの新興宗教の総本山がある。
今回はそんな情報を聞きつけて、カオダイ教寺院(Tây Ninh Holy See)に潜入してみた。
◆HOW ABOUT カオダイ教!?
ベトナムの新興宗教でキリスト教、仏教、イスラム、ヒンデゥー、儒教、道教をミックスしたスパー宗教。
カオダイ教のシンボルは、三角形に埋め込まれた一つの目。「天眼」である。
これは神の目玉をあらわしていて、「宇宙の原理」「宇宙の至上神」を象徴しているらしい。
ベトナム国内には、カオダイ教の信者が100万~300万人もいるらしい。巨大宗教団体だ。つまりベトナム人の30~100人に一人がカオダイ教徒のようだ。
うん、多分多い。。
言い方を変えよう、高校の学年に1人またはクラスに1人はカオダイ教徒がいるようだ。
うん、それは多い気がする。
◆HOW TO GO(行き方)
※マニアックな内容かつ長文ですので、興味がない方はスキップください。
ネットで色々調べて見たが、ホーチミンからの直通バスはなく、ツアーでの訪問が一番効率的のようだ。
公共交通機関でもいけないことはないのだが、ベトナム語表記しかないバスを乗り継いでいかないといけないし、結構時間がかかる。
ただ面白そうなので、路線バスを使って自力で行ってみた!
ホーチミン市内のベンタン市場前から路線バス4番に乗車する。
そこからBen Xe An Suong:「アンスーン」バスターミナル まで行く。
※市内から路線バス65番・27番もアンスーンに向かう。
アンスーンBT(バスターミナル)には路線バスをはじめ、多くのバスやバイクタクシーが並んでいる。
その中で、Tay Ninh(タイニン)行のミニバスにのる。フロントガラスか車体に「Tay Ninh」と書かれている。
私は間違えて、ミニバスじゃなくて乗用車のハイエースみたいな車(こっちもタイニンと書かれていた)に乗ったら、配達専用車両だったらしくすぐ停車して全然進みませんでした。
そのあと「前の大型バスに乗れ」と降ろされると今度は地元の配達専用バス!?に乗せられて、やっぱり想定の1.5倍くらい時間がかかった。
見た目は完全に路線バスだった。乗っていると、地元民の家や小さなショップに停まって、荷を受けたり、届けたり。とんだ車にのってしまった。
積み荷のペットケースに入った犬がむちゃくちゃ怯えて泣いていた。
結構大きいバスターミナルなので、沢山あるバスの中から見つけ出すのが難しい。
バスターミナル内の窓口でタイニン行のバスチケットを買うのがベスト。少し昔のネット情報では55000ドン(275円)で乗れるそうだ。高くても100000ドンまでが相場かなと思う。
バスは約2時間でTay Ninh(タイニン)のバスターミナルに着く。
Tay Ninh(タイニン)のバスターミナルからカオダイ教寺院までは車で10分程。路線バスでも行ける!?らしいが分からなかったので、タクシーかバイタクがいいだろう。
これでやっとカオダイ寺院に到着。
ツアーだったらホーチミン市内から2~3時間くらいだろう。
わたしは乗ったバスも悪かったし、通勤ラッシュにも巻き込まれて結局5時間くらいかかった。
Time is money. 多少お金を出してもツアーでいきましょう😢
ちなみにツアーだとクチの地下トンネル見学(ベトナム戦争時にゲリラ活動をしたトンネル遺跡)とセットで1万前後くらい。
探せば半額くらいでカオダイ教寺院のみツアー又はチャーターバスもあるかもしれない。
◆いざカオダイ教総本山へ
まず印象として、敷地がめちゃくちゃ広い!
ツアーで行ってないからガイドいないし、ベトナム語の説明読めないので、
グーグルマップのものさしを使って大きさを測ってみると、、
大体、東京ドーム10個分ありました。。
敷地内は綺麗に整備された芝生や草木、碁盤の目のように道路も整っている。門が立派で、東西南北で若干デザインが違うみたい。
さっそく敷地内へに、入ってみよう。
建物の前で看板をよく見ると、観光客は右の入り口から靴を脱いで入場とのこと。どんどん入っていきます。
こんな感じで異世界感が、はんぱなかった。
日本の寺社仏閣は厳かで質素なものが多いけど、カオダイは目が回るようなSFの世界観で、宗教施設というよりテーマパークのような感覚になった(無礼なやつ)。
私は逃してしまったが、ツアーでいくと昼12時の礼拝を見ることができる。白いアオザイを来たカオダイ今日の人々が広間に集う風景はもっと凄いらしい(見たかった、、)。
このカオダイ教寺院は写真も撮らせてくれたり、館内を誘導してくれたり親切で寛容な印象を受けた。歩き果てているときに、バイクで送ってくれたり、道端のおばさんが微笑んできたりと少しだけ幸せな気持ち。
建物の派手さと対照的に、人々の心は清らかなのかもしれない。
写真を撮り忘れたが、キリスト・釈迦・ムハンマドからユーゴーやソクラテスなどの哲学者までを聖人とあつかっていて、不思議な像や絵画が見られるのも見どころ。
ちなみにカオダイ教の教えでは人類の救世者は今まで3人いたとされている。
1人目が西洋ではモーゼ、東洋では釈迦。
2人目がキリストと孔子。
3人目がカオダイである。
地球上の宗教を統一して人類を救うという思想が信仰の中心らしい。
なんてスケールが大きいんだ。私なんか自分がああなりたい。これがほしい。働きたくない。とかばかりなのに。。
ぜひみなさんも、いつもと違う世界をのぞきに行ってください。
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