ここにいるという不思議
とても当たり前で意味はないことだけれど、ぼくにとって、とても不思議なことがある。
自分はなぜこの今、ここにいるのかということ。
時:1995年×場所:日本 に生まれ、ここに自分が存在するのはなぜだろうか。
なんで1500年×イギリスではなく、2100年×南アフリカでもなかったのか。
なぜ今ここに自分が存在しているか。それはいずれ死を迎えることからも、そう思う。何十年か経てば今当たり前にある身体からするっと抜けおちて真っ暗な中に飛び込んでいく。
そしたらまた生き返って、いつかのどこかに存在しているのだろうか。
それは分からない。じゃあ、今ここにいることには意味があるかもしれない。自分の人生で成すべき何かがあるかもしれない。
でも特にそんな使命をみんなが持っているとも限らない気もしてくる。
結局、色々考えてもなぜ、今ここにいるのかはぼくには分からない。
ただ今ここにいることに使命がある人も、特にない人も、今ここに存在するということはなんだか、少しだけ特別な気がする。
あらゆる場所の莫大な時間の中で「今ここ」にいるから。
そう思うと不思議だけどなんだかいい気分だ。