経験と感動をかたちにするもの
形がないものを形に残す。
ぼくは基本的に、かたちがないものにお金をつかう。
それは旅行であったり、居酒屋での一杯のビールであったり、バンジージャンプであったり。今となっては、お金をつかった証として目に見えるものは何も残っていない。
車や服、時計など形になるものを買っていたら、今も目の前に残っていただろうに。
でも自分の中にはしっかり残っている。残っているというより、あの時
経験したワンシーン、ワンシーンが今の自分を形作っている。血となり肉となっている。
インドで見たあの景色を。ビールを飲みながら話したあの瞬間が。
なかったとしたら少し怖いような気もする。
でも時々、自分が経験した感動したものを証としてほしくなる。
かたちとして見て感じて、手に取ってしっかり握りしめたくなる。
そんな時、写真は「形にならないものを形にしてくれる。」
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