『アイヌ歳時記』を読み、考えたこと

　萱野茂『アイヌ歳時記』を読みました。

秋サケ漁の安全と豊漁を神々に祈り…アイヌ伝統の儀式「ペッカムイノミ」行われる　北海道白老町(HTB北海道ニュース)#Yahooニュース
https://news.yahoo.co.jp/articles/07117a3f76326a2d1e0e2cc668a0b36d87dbd93f

　そしてこんなニュースを見ました。夏からの米不足のニュースも。

アイヌ伝統鮭漁禁止の残酷さ

　『アイヌ歳時記』には、アイヌの鮭漁禁止の非人道性について記されています。それは和人の稲作を禁じるようなものであると。要するに民族的なアイデンティティや宗教とも結びついていて、言うまでもなく食料として重要なものを禁じる非人道性が告発されているわけです。

　ちなみに付け加えておきますと、先住民の伝統狩猟をビジネスとしている国もあります。先住民が伝統的な手法で獲得した獲物をブランド化し、国として補助をする。誰もが幸せになる先進的な取り組みです。私はアイヌの鮭漁も、そうした取り組みをすることがよいと思っています。

和民族と稲作