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第1試合 We will not Kneel! TMDK

マスクドK「note読者のみなさん、はじめまして。人語マスターことマスクドKです」
ヒロシ「人語マスター?」
マスクドK「そうです。わたくしは犬ですが、人語を話すマスターなのです」
ヒロシ「なるほど。そういうことね。良かったよ、オレ、犬語なんてわかんないし」
マスクドK「知ってます」

人語マスターことマスクドKです。以後お見知りおきを

ヒロシ「ってか、いきなりマスク被った犬がベラベラ話し始めたけど、これは何をする場なんだい?」
マスクドK「プロレスを通して英語を学ぶ。むしろプロレス英語そのものを理解しようという場ですよ」
ヒロシ「へ~。オレ、プロレスは見るけど、英語はわかんないや」
マスクドK「そうそう、そういうファンは多いはず。しかし多くの外国人レスラーが活躍する現代のプロレスにおいて、プロレス英語がわかっていれば、よりプロレスを楽しめること間違いなしなのですよ」
ヒロシ「ふーん。そういうものかな?」
マスクドK「そうですっ! 現にミーは、日本語と英語を理解するワンコであることによって、プロレスを2倍も3倍も楽しめているのですからっ!」
ヒロシ「へ、へぇ」

***

マスクドK「では、記念すべき第1話である今回は、どんなプロレス英語を学びましょうか?」
ヒロシ「うーん、そうだなぁ。いきなり言われてもなぁ。バックステージコメントだって、普通に字幕読んでるし、別に英語がわからなくたって不自由してなかったからなぁ」
マスクドK「またそんなこと言って! 何か疑問はあるでしょう? ほらほらほら、考えるのです!」
ヒロシ「うーーーん……」
マスクドK「では、今年2024年を席捲したユニット『TMDK』は何の略であり、どんな意味だかわかりますか?」
ヒロシ「へ? TMDKはTMDKでしょ」
マスクドK「違います。TMDKは、『The Mighty Don't Kneel』の頭文字を取った略称です」
ヒロシ「ザ、マイティ―、ドント、ニール?」
マスクドK「そうです。この意味、わかりますか?」
ヒロシ「ザは、THEだろ。マイティ―……。なんか名前っぽい? ドントは、Do notだろ? で、ニールは、これも名前だ!」
マスクドK「ブッブー。不正解です」
ヒロシ「え~?」
マスクドK「マイティ―もニールも名前じゃありませんmightyは『強力な、強大な、とてつもなく』などと言った意味です。mighty battleは『大戦』ということですね」
ヒロシ「あぁ、そんな名前のゲームが昔あったような」
マスクドK「kneelは、『ひざまずく、ひざまずくこと』です」
ヒロシ「あぁ、膝のkneeと同じ感じね」
マスクドK「そこでThe Mighty Don‘t Kneelと言ったら『強き者はくじけない』とか『くじけない強者』といった風に訳せます」
ヒロシ「へー!」

マスクドK「この『強き者はくじけない』を揶揄して『The mighty will kneel』のように言うレスラーもいますね。『強者もひざまずくだろう』という感じです」
ヒロシ「そうかぁ、ザック・セイバーJr.に、マイキー・ニコルスとシェイン・ヘイスト。ロビー・イーグルスもいるし、あんまり見ないけどバッド・デュード・ティトもいるよな。最近じゃハートリー・ジャクソンも加わって、すごく充実したユニットだよ。みんな強いし、今年のザックの活躍なんか見ても『強き者はくじけない』って感じだな。藤田も大岩も良いユニットに入ったよなぁ~」
マスクドK「来年のTMDKの活躍も気になるところですが、今日から始まった本シリーズ『マスクドKのLet’s study プロレス英語』も、ヒロシ君、途中でくじけないようついてきてくださいよ」
ヒロシ「Hiroshi will not kneelだぜ!」


第1試合 終了