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未経験者が失敗せずにIT企業へ入るためには⑥

どうも、Takahiroです。

シリーズものの、未経験者が失敗せずにIT企業へ入るためには・・・を解説していきます。
第1回で一覧化した中から、今日取り扱うのは下記目次の通り。

目次


※第5回と前回シリーズはこちら

今回はこのシリーズものの最後の内容です。
辞める事への具体的な心構えと今後の資格について考えていきましょう。

引き継ぎの準備を始める

仕事をスムーズに辞めるためには、当然ながら引継ぎが必要になります。
この引継ぎという行為は、退職時にのみ行われるという事ではありません。
部署移動やプロジェクトを担当へ引き渡す際にも行われ、IT業界では頻繁に引継ぎ業務がそこかしこで行われ、引継ぎが上手い人ほど周りからの評価が相対的に高くなっていきます。
実は、この引継ぎという行いは、非常に難しいのです。
いつもは自分視点で業務を行っているので、理解度は自分の目線でしか語れません。それを、理解していない他人に分かってもらうために行うのが引継ぎなので、目線を分からない人に下げて準備をする必要があります。
この、目線を下げるという行為が、やたら難しくて面倒なのです。
どこまで目線を下げれば良いのか、下げたつもりだけど下がっているのか、必要な情報は載せているのか、この情報だけで業務を網羅出来ているのか・・・などなど、悩むところは多いのです。
あなたが何か初めての事にチャレンジした時の事を思い出してください。きっと、誰かが手取り足取り教えてくれて、何とか躓きながらも実行できたでしょう。
それと同じ事が、引き継がれる人は感じるのです。
となると、引継ぎを行う間近で準備すると時間が足りなく情報量が少なくなってしまうので、必然的に日々の業務中に引継ぎの準備をコツコツと始めるべきでしょう。
ちなみに、私の場合は、着任日から引継ぎ資料を作成しだします。この引継ぎ資料は、自分が分からなかったところや業務の特徴、人間関係など気付いたところを1日1つ書いていくだけで良いのです。毎日3分程度朝一にササっと書いて、本当に引継ぎを行う事になったら、この積み重ねた内容を清書するだけですので、引継ぎ資料作成にも時間がかかりません。
毎日3分は忘れがちですが、頑張って継続すれば後々楽なのでお勧めです。

辞める時期と次の入社日を想定する

次に、辞める時期と次の入社日です。
転職活動は、原則的に仕事をしながら行った方が良いでしょう。仕事をしながらか辞めてからかの論争は永遠のテーマなので、また別途記事にしたいと思います。
ここでは、次の会社への内定が決まってから辞めるという事を前提に解説していきます。

まず、おおよその次の会社への内定希望日を考えます。この希望日は、転職活動を開始してから、約2か月以降をターゲットにした方が色々と無難です。※転職開始から内定までのスケジュールと動き方は、別途解説します。
というのも、転職活動は短く見積もっても1.5か月はかかるからです。

そして次に考えるべきことは、辞める時期です。
辞めるわけですが、どうせなら有利に辞めたいですよね。
例えば、ボーナス・手当・その他福利厚生のタイミングの良い時期にターゲットを絞りましょう。
また、辞表を出してから辞められるまでの期間は、社則に書いてあったりするので、そこは事前にチェックをするべき事柄です。
一応法律では、2週間以上前に退職届を出すことで辞める事が出来ると定められていますが、企業の社則によっては1ヵ月前や2ヵ月前など定められています。円満退職を考えるのであれば、社則に沿った退職を心がけましょう。
辞めるのに社則に沿う必要があるのか?と思われた方。ちょっと注意が必要です。企業によっては、前の会社に電話をして人物像を聞く事もあるようで、人事や上司の印象を良くしておくことが次のステップに繋がる事もあるようです。

引継ぎと辞める時期の選定は、会社やプロジェクトを辞める事に対しての良い練習になります。
身も蓋も無いですが、どうせ辞める会社なのだから、最後の最後まで引継ぎと辞める時期の選定の練習をさせてもらいましょう。
この2つは、信頼や人間関係の継続に対して、大きくあなたをバックアップしてくれるはずです。

資格について調べる

そして、最後に資格について調べるという行為です。
ITの資格に絞ってしまいますが、転職する時の手土産としてITの資格を持っているというのは、本気度をアピールできる良い手段となります。

・業界未経験でやる気はあります!資格は分からないので育ててください!
・業界未経験ですが資格は取ってきました!やる気ばっちりです!

この2つを見比べてみた時、やる気のアピールに説得力があるのはどちらでしょう?・・・と敢えて問わなくても、分かると思います。

転職をする前に、転職先の業界の入門的な資格を1つ取っているかどうかで、面接側から見える本気度が全然違います。
どうせ採用するなら本気度の高い人が良いので、転職活動を始める前には何かしら資格を取得しておきましょう。
または、取得していないにしても、勉強をしているなどのアピールでも良いと思います。
資格名やいつ取るのかなど、具体的な内容が説明できる準備をしておきましょう。

また、上位の資格や今後取得したい資格なども知っておくと、印象が良いです。その人が、どう成長をしていきたいのかという方向性も見えますからね。

転職活動開始前までに、何かしらの資格を取るか勉強を始めることと、今後どのような資格を目指したいのかという具体的な内容を準備しておきましょう。

今日はこの辺で。次回から、具体的な転職のアクションについて解説していきます。多分、みんなが見たいのはここからでしょう・・・。
ではまた。

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