ディズニーとコーチングのはざま#6
#6 期待とビンタ、相手には伝えないと伝わらない
忘れないうちに書いておこう、劇団時代にビンタを食らったことがある。
正直、本気のビンタは生まれて初めてだった。
今でもあの一瞬のことは映像として覚えているし、何を思っていたかもはっきり覚えている。いつもよく感激しても悲しくても悔しくても泣いているのにもかかわらず、こういう時にはビンタの衝撃で流れた涙一筋とは可愛げがない。
そのあと、声も出せずに震えて劇場の隅にいた私に年上の同僚は、
「このことに関しては許されることではないから今日あなたがここで辞めると言っても誰もあなたを責めない」
と言われた。
でもここで私は辞めなかった。
今ここまで書くと、あの時辞めておいた方がビンタをした本人にも何か気づきがあったのかも?私に至ってもその後復帰するのに時間をかけるほど体を蝕むこともなかったのかも…
過ぎたことなので、話は戻そう。
そ、私は辞めなかった。
直感的に辞める時ではないって思ったから、意地でもなんでもなかった。同僚に言われて『そうか、こういうときは辞めてもいいのか』と心の中で思っていた。
なぜビンタされたのか、
ビンタした先輩は私に期待を寄せてくれていたらしい
それを聞かされたのは、ビンタの後仲のいい先輩からだった…
期待を寄せられていて羨ましいとその時言われたが、
私はほとんどと言っていいほど仕事の話、業界の話をする事はないくらいの大先輩だ
私にとっては寝耳に水だ
私に言わなければ伝わらない。
私はしばらく距離を置いた、正直怖かったから。
周りも気を遣っていた。
数ヶ月後、先輩の誕生日にお祝いの言葉をかけるまで。
あの時の教訓は、新人への仕事の任せ方とこちらの思っている事はきちんと伝える事
そのおかげで私はその後の育成でそこを間違える事はなかった。
こう書いてみるともちろん私においても反省点だらけだ
こんな事はこれ以上ない事を祈って⭐︎
期待かけすぎてませんか?
その期待伝えてますか?
言ったつもりで伝わってないなら、それは伝えてないのと同じ事です。
もし心当たりがあったら、時間を作って伝えてみてください。
私はこう思っているんだけど、それを聞いてどう思う?と