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【井坂氏を辿る】第2回:『井坂氏』全国の人口分布

こんにちは、ごみくずです。

更新をしていなかった表題『井坂氏を辿る』シリーズですが、久々の更新です。

引き続き全国の井坂さん情報を募集しています。
特に出自や家紋の情報を教えていたけると嬉しいです。
メールアドレス(★を@に変えて送付してくださいな):539zman★gmail.com

では本題に戻りまして、第2回は各地の井坂氏の分布から。
出自の情報は有料にしているので、ご興味あればご購入ください。
ディエゴスティーニ的な良心価格で販売しております。安い!

それではまず、各系統を見ていくより先に、日本全国の分布を見ていこうかと思います。全国の分布から全体像を把握したほうが頭に入り易いですよね。

それでは早速見ていきましょう


全国の人口ランキング

まず『井坂』姓の人口が全国の名字の中でどのくらいの位置にいるか見てみましょう。

今回の引用は『日本姓氏語源辞典』(示現舎合同会社/宮本洋一)から行っております。重層なサイトがある事に感謝します。
また、人口分布地図は上記のサイトもリンクさせているインディード社の『マッポン』から行いました。
何時時点のデータかは後ほど追記するとして、早速見ていきましょう。

国内の苗字ランキング

日本の人口数としての『井坂氏』は約11,500人、苗字ランキングでは1416位です。

日本姓氏語源辞典』(示現舎合同会社/宮本洋一)より引用

引用元のサイトは『ンワディケ』といったような帰化姓も取り扱った上で約11万の苗字を集計しています。その規模感から見たら上位と言えば上位ですが、主流の姓ではないと言えましょう。

地域によっては珍しくない苗字ですが、それでも全国に普及している苗字とは言えず、地元地域によっては伊坂幸太郎さん等『伊坂』の印象が強いようで、メールの表記をよく間違えられた経験があります。

私が東京に移り住んで20年以上経ちますが、数千人いる勤務先のメールリストに10年に1人くらいの割合で数名見かけたのみで、東京に居ても未だに自分の親類以外に井坂を名乗る人物を見た事がありません。
その東京も、全国的にみて井坂氏の多い地域のようですが、市区町村大字くらいまで細分化してみた場合のランキングはどうなのでしょうか?

このくらいまで細分化すれば、ルーツが分かるかもしれません。

地域別でみたランキング

次に地域別に見ていきましょう。

やはり茨城が圧倒的に多いですね。

日本姓氏語源辞典』(示現舎合同会社/宮本洋一)より引用

茨城県、特に私の出身である小美玉市の地域が非常に多いです。
そして水戸藩士や豪農が名を遺す常陸太田市、そして土浦市永井。

東京都は人口密集地なので当然と言えば当然な気もします。
幕府の花畑奉行の家もありますし、明治維新後に水戸藩士の子であった井坂直幹とその弟で東京瓦斯の社長だった孝、養蚕を全国に広めた井坂傳弥やその子中夫等の実業家が東京や神奈川へ移住しているので、当然他の地域の井坂氏も、商売に成功した者は拠点を東京に移している事が考えられます。

関西には人口密集地の大阪に多いようですが、これは西日本の井坂氏が元は紀朝臣出身である、という説の裏付けになる分布かもしれません。

その詳細も後ほど記していくとして、全国の配置はどうなっているでしょうか。

地図でみる『井坂』姓の分布

日本姓氏語源辞典』もリンクしている『マッポン』で見た井坂氏の全国分布は添付の通りです。こちらの画像は簡単に抜粋しました。
元データは国土交通省『国土地理院』2018年のデータを利用しているようです。

『マッポン』より引用

人口密集地に多い要因は単純に勤務先の法人の多さに比例していると思われるので、ルーツは其々の地方都市等にありそうです。

北海道と山陰地方に分布しているのが気になりますね。

ちなみに、沖縄にもマークがあるのですが、地図に収まらなかったので割愛しました。沖縄の井坂さん、すいません。情報お待ちしております(笑)。

井坂氏の出自についての全体像

全国の分布を確認したところで、井坂氏の大枠を見ていきましょう。

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