【鉄拳8】FGC+赤コマでのTASテスト(PS5)


Brook Wingman FGC併用でのPS5版鉄拳8TASテスト。PS5で往年のコマコン「Hori Command Stick PS Custum」を用いたTool-Assisted Playが実行可能か、未だ半信半疑なユーザー向けという観点でもnoteを書き残しておく。

左:Brook Super Converter(PS3,PS4,Switch用) / 右:Brook Wingman FGC(PS4,PS5,PC用)

試技環境は2024年3月末時点で最新のシステムアップデートを施してあるPS5本体と、同じく3月末時点で最新にあたるVer1.02.01の鉄拳8。ここに市販のBUFFALO社製USB3.0ハブを咬ませつつ、

を数珠繋ぎして鉄拳8での動作具合を試してみた。以下に、Twitter(X)に投稿した動画付きポストも載せておく。

6コマの各1F入力は6/60、対して今回の入力サンプルは12/100→7.2/60換算なのでイメージ通りの結果(単価2/100ずつで登録して6F目の時点で1.2Fのズレに達するので)。コマ数が多くても1F入力が継続的に求められる場面では、博打で1/100の登録も咬ませないとやはり成立しない。

大原則:Hori Command Stick PS CustomをPS4やPS5でコンバーター越しに用いる場合、内部動作は本来のPS1orPS2相手で発揮されていた秒間60入力ではなく秒間100入力扱いになっており、つまりこれは60fpsで動作しているゲームとは綺麗なシンクロが得られない(コマコン側の動作速度がおよそ1.616倍相当)。

そのため60fpsのゲーム相手に用いる場合は1コマ辺りの設定量を「1」にしてしまうと、実際のゲーム内部で入力したフレームが1未満扱いになってしまう関係で「ボタンを押した事実」が反映されにくく、確実性を高める為には1コマ辺りの設定量を「2」もしくはそれ以上にしておくのが無難となる。

接続構造自体はPS4+Brook Super ConverterでのTool-Assisted使用時よりもだいぶ数珠繋ぎになってるが、信号の伝達具合はそちらと概ね同等といったところ。ただし、何らかの要因で一時的に入力信号の到達が著しく鈍るキーディスも確認され、現時点ではそれが鉄拳8由来なのか選んでるステージ由来なのか、はたまたPS5本体の外のアナログな問題なのか全く判断がつかない状態。頻発はしないがひとまず呑むしかない。

PS5本体の「アシストコントローラー」機能がコンバーターを咬ませた周辺機器絡みでも機能するのなら、基本操作はアシコン側のDualSenseで動かしつつ、TAS操作を借りたい場面でのみ赤コマを動かすという効果的な手法も取れたのだが、今回試した方法では残念ながら突破できず。何か別の解法がまだあるかもしれない。

タッチパッドのアサインはSELECT+R1。PS4で使ってた時はSELECT+L2だったがPS5で用いる場合はそちらでは効かないので気を付けたい。行使頻度的にもCOMボタンの隣、L2のマクロをSELECT+R1で常時固定してしまってもよさそうではある。

なお、Hori Command Stick PS CustomにはL3ボタンとR3ボタンが備わっていないため、PS5版鉄拳8のプラクティスで極めて有能な機能である「状況の記憶」機能の行使に支障が出ると思われたのだが、本機能の発動はデフォルト設定ではL3/R3ボタンに割り当てられているものの、キーコンフィグでL3/R3を別の入力に割り当て直すと、初期Ver.でのデフォルト操作だったタッチパッド+L2orR2の操作方法へと置き換わり、結果として赤コマコンに限らずL3/R3ボタンがないアケコンを使う場合でもこの方法を用いる事で状況記憶機能は行使可能であると判明。朗報も朗報である。


以降、また何か気付いた点があればこの記事に追記していく形とする。

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