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フリーザ文学賞表彰式 ゼロの紙殿

今回の「冷蔵庫企画」にて受賞したゼロの紙さんことゼロちゃんの表彰式。この度は本当におめでとう!

冷蔵庫企画表彰式

フリーザ賞 受賞作品

表彰状

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一応一番賞状らしい、スタンダードな金鳳凰でつくってみたけど、これ薔薇とかもかわいくね?

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まあ、好きなほう選んで(笑)

ゼロちゃんとの出会い

まず、ゼロちゃんとの出会いは結構覚えている、11月2日。今はいなくなった黒猫音楽家、ピスタチオさん(通称黒猫ちゃん)と当時仲が良くて、この通知のことをつぶやいたのがきっかけ。

黒猫ちゃんの前で背中をまるめた黒猫がゼロちゃんのアイコン。こうやって並ぶと、助走をつけている黒猫みたいで面白い。

そこのコメント欄でも話したんだが、直接の知り合いじゃなくてもnoteって友達のところでよく見る人とかは記憶に残るよな。俺のゼロちゃんへの印象は、「たまごまる杯で賞をとってた人」「ダヴィンチで入賞しているプロのコピーライター」ってことだったが、当人もフレンドリーで共通の友達がたくさんいた。

親しくなったきっかけ

誰かと親しくなる時と言うのは、その相手や相手の作品にお互いに興味を持った時だと思う。

ただ数のためや自分の宣伝のためにコメントをやりとりするとか、そういう機械的な行動というのはすぐ相手に伝わるから、それで友情が育まれることは実際あまりない。

俺はよく知らない人に関しては、その人が自分の友達や好きな人間にどう接しているかで判断している。友達のところに頻繁にコメントをしているか、ではなく「どう接しているか」が重要。

人の話をきちんと聞ける人なのか、そもそも友達の記事に関心を持っている人なのか、どういうコメントをしていて、普段自分のタイムラインで他者に対してどういう態度でいる人なのか。

ゼロちゃんは文章が上手く、コメント欄を見ても他人に対していつもやさしい。適度にくだけた口調で、ちょっとはんなり関西風な文章が混ざるところがかわええ。

ネガティブな気持ちをまったく持たないというわけではないだろうが、それを他人にではなく作品にぶつけるというタイプ。それが芸術としていい感じにスパイスがきく作品に仕上がっている…なんていうか、文章のプロっていうのはこういうことだよな。感情の垂れ流しでなく、己との葛藤という感じ。

ゼロちゃんの才能に決定的に惹かれたのは、この作品だった。

なにこの美しすぎるエロ小説(誉め言葉)。

黒猫ちゃんが俺のために作ってくれた「君は冷蔵庫」をテーマに、彼のnote100日記念を祝ったものだった。

作者のミュージシャンピスタチオさんを人気アーティストのピスということで、冷蔵庫も何気に重要な役割を果たしていた。

ひさびさに読み返したけど、やっぱりこの、ひとつひとつのアイテムに意味を持たせた金魚プレイっていう所がとてつもなくいい(誉め言葉)。

ピスがフリーザに凍った金魚を取りに行った。

なんかこの一行もすげーウケたw

ゼロちゃんのプロフィール

ゼロちゃん自身のことを知ろうと思えば、本人が設定しているプロフィールを見るのが手っ取り早い。

北斗七星の記事以来、ゼロちゃんの更新は追ってだいたいよんでいたと思うけど、俺は何故かこの記事を見逃していた。というのも、この記事をゼロちゃんが書いたのは年末、あの時期はあまりnoteに来れなかったから時差ボケ起こしていたっぽい。

自分の名前として、ゼロちゃんはプラスでもマイナスでもないゼロという単位を選び、かつ自分の好きな「紙」を選んだ。

男とか女とか子供とか大人とかじゃなくて、ただ存在としてこのnoteにいたかった。

んー、なんかわかる。

「男」「女」「〇歳」「職業」、そういうものは明かしてみると自分と似た境遇の人の共感が得られやすいとか、わかりやすいところはあるけど、そのカテゴリに属することになるところがある。だから年齢はぼんやりしているほうが言葉の感覚で近づきやすい。明かすことにも明かさないことにもそれぞれメリットとデメリットがある。

どういう活動をしたいかで、好きなところだけオープンにしてカスタマイズするとかそういう楽しみ方をすればいいと思う。

あと俺も紙媒体好きだな、漫画は電子で読んでも面白いけど、プログラムの教科書とか分厚い情報をすぐに開くのには紙のほうが案外便利だし、ぺーじのこのへん、って付箋はっておくのも楽しい。便利でコンパクトにまとまるのは電子だけど、紙は感覚的に距離が近く感じる楽しさがある。

ゼロちゃんの手掛けてきた作品

作品が収録されたマガジンを紹介。2021年5月17日現在、累計302本。作品一つ一つの質が高く、量も生産している。

巨匠の条件として、生産量が挙げられる。読者が読み切れないくらい作品を次々に出していくスピードが先だったクオリティ、赤川次郎とか栗本薫とか、東野圭吾とかもそうだよな。ゼロちゃんは毎日コツコツ味のあるエッセイや小説を書き続けているけど、こういうことって誰にでもできることじゃないよな、と尊敬の目で見ている。

ゼロちゃんのお仕事紹介

ヘッダーに加える自分のキャッチフレーズや肩書を丁寧に考えられた文章でつづってくれるという、プロのコピーライターに頼むにしては破格のサービス価格。

言葉やタイトルって確かに大事だし、ゼロちゃんが手掛けたお仕事ってことにもなるから間接的に宣伝もできるとも思う。

ゼロちゃんの総合印象

*「ゼロの紙」という不思議な印象をもつハンドルネームから、文章一つ一つに「え?」と読み返したくなる、そのままスルーできない引力がこめられている文を書く人。

*書くことへのフットワークが軽い。

*人として存在したかったというけど、猫としてなり切ったときのコメント、すりっとした文章が可愛い(悦)

ゼロちゃん、いつも素晴らしい記事の投稿をしてくれてありがとう。ショッピングモールにあるお洒落な店みたいに、ゼロちゃんの文章はnoteのタイムラインに花を添えていると思う。これからも更新される記事を楽しみにしている。