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コミュニティを活性化するには?

どうも、52Hzです。再三52Hzは最強のオンラインコミュニティです、と自己紹介をしているが、そもそもコミュニティって何?という疑問が湧いてきたので、深ぼって行こうと思う。

昨今カタカナが幅を利かせていて、カルチャーやらアーティストやらサステナブルやら、実態がふわふわしているけど多分こういう意味、みたいな言葉が街中を闊歩している。コミュニティもその一つだと思うが、今までしっかり日本語に落とし込めていなかったことに気づいた。2年もコミュニティ運営してるというのに。

今日は真面目回ですな。

コミュニティの定義

コミュニティとは、共通の目的興味地域などによって結びついた人々集まりを指す言葉

https://www.weblio.jp/content/%E3%82%B3%E3%83%9F%E3%83%A5%E3%83%8B%E3%83%86%E3%82%A3

なるほど。何か共通の要素を抱える人たちが集まる場所がコミュニティというわけか。では村や町も一つのコミュニティだし、部活も習い事もコミュニティ。会社もコミュニティだし、朝の通勤ラッシュの車内もコミュニティ?(出社するという共通の目的がある)。うーん、でもこれは多分違う。

コミュニティに属するというのは生きていく上できっと避けて通れない道で、一番わかりやすいのは学歴だと思う。

はっ。その人がどのコミュニティに属してきたかが分かるから、学歴って大事なんだ。

テストができるできないの尺度でしか考えたことがなかった(その場合学歴なんてどうでもいいに行き着く)ので、これは新たな発見だ。

脱線した話を元に戻し、先に挙げたコミュニティになりうる例に部活と車内という二つの仮説があったが、自分の中で明確に部活はコミュニティで、車内はコミュニティではないという意識がある。

なぜだろうか。

個が認識して初めて形成される


とか大層なお題をつけてみたが、要するに二つの明確な違いは、輪の中にいる人がそれをコミュニティだと思っているか、否か。もっと言うと、仲間を求めているかいないか、だと思う。

つまり、部活では
「自分と同じ興味を持っている」ことや、
「自分と同じ目標がある」ことや、
「毎日辛い練習を共に乗り越える」ことなどが前提としてあり、それを介して仲間意識が形成されていく。または、個人が各々行動を起こし、輪が広がっていく。

一方朝の電車では、「会社に行く」という共通の目的はあるものの、その車内で仲良くなる必要がない、というか仲間意識は多少あるにしても、誰もそこに仲間を求めていない。

まあ、万が一誰かが通勤仲間を求めていたとしても、それを車内の誰かに伝えてコミュニティ形成を図るのは至難の業というか一か八かすぎてロシアンルーレットもびっくりだろう。

はっ

そうか。今までコミュニティを思うように活性化できなかった部分はそこにあるのではないか。

1.共通の目標にばかり目がいっていた


そう、「海外大学進学」という目的を掲げて、さあみんなで乗り越えましょう、みたいなスタンスでいたところで、9時までに出社しましょう、車内のみんなで助け合っていきましょう、みたいなことと大差がないのだ。

運営がコミュニティ内部の人に正しいアプローチで介入しなければ、新宿行きの電車にみんなを乗せて走っていたにすぎない。

2. 仲間意識が何から生まれるのか勘違いしていた

これも重大なミスだ。仲間意識の形成を「海外」というキーワードに任せすぎていた。よく言われるが人間は想像できないものやスケールの大きいことに共感することはできない。

ユニセフなどが寄付を募るとき、アフリカの子供達に寄付を!ではなく、アフリカの〜国で見つけた3歳の〜くんは、出産時の感染症で母親を亡くし、父親も分からず、ユニセフのキャンプで生活しています。彼に希望を届けませんか?みたいな具体例を出すのはそういうことである。

海外に行く仲間たちとコミュニティを形成しよう!と言っても、共感できないし、そりゃ活性化が思うように進まない。

どうすればいいのか


最近ありがたいことに52Hzはかつてないほどの賑わいを見せている。連日のようにチャットで情報・意見交換が飛び交い、ミーティングルームは常に誰かが使っていて、毎日中高生と海外大学生が1on1をしている。

これほどまでに活性化できたのは「海外」「グローバル」「留学」みたいなふわふわした目標に、仲間意識の形成を任せるのではなく、

自分の中の興味を育てるプログラム「52Hzアクセラレーター」をスタートしたり、すごくターゲットを絞った座談会やイベントを開催したり、たくさんの課外活動チームを編成したり、仲間が欲しい人が集まれる場所を用意したからかなと思う。

つまり、コミュニティの中のコミュニティ(の中のコミュニティ…と永遠に続き、最後に個人に行き着く)にフォーカスし、「海外大学生と話したい人」「課外活動をしてみたい人」「プログラミングが好きな人」など、共感できるスケールまで噛み砕いて、構築するのが鍵だということである。

うーん、まあ当たり前よね


いや〜当たり前だけど、言語化できてスッキリした。

これからは目的や目標で活性化を図るのではなく、すごく小さなスケールで共感できる人を集め、その小コミュニティがたくさん集まって中コミュニティになり、それが集まって、コミュニティ全体が活性化する、ということを念頭に置こうと思う。

それではまた次の記事で。ありがとうございました。


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