女神が微笑む時6
奈:じゃあそろそろお開きにしようかな
〇:そうですね
奈:でもその前にこいつらをどうするか
だな…
〇:これはそうとう酔ってますね笑
2人が見つめる先には2人のアイドルが
ソファで寝ていた
梅:おい、与田起きれ帰るぞ
祐:もう無理…食べれないzzZ
飛:つんつん
美:zzZ
奈:まったく…明日も仕事があるというのに
〇:タクシー呼びますか?
奈:いやっ2人のマネージャー呼んで
タクシーお金かかるし
〇:分かりました笑
電話してきますね
梅:〇〇君ごめんね…
〇〇が電話をして数分後
2人のマネージャーが〇〇の家に来る
美マ:美月はどこですか
奈:ここだよ…
奈々未は美月をおんぶしていた
美マ:奈々未さんすいません…
梅:ほら、与田も歩け
祐:無理…頭痛い
祐マ:梅ちゃんごめん
私変わるよ
2人をマネージャーに預ける
奈:まぁとりあえずこの2人飲みすぎだね
祐マ:すいません…
美マ:注意はしてるんですが…
奈:まぁ今日は和ちゃんと咲月ちゃんの
歓迎会だったし、仕方ないよ笑
これからは、もうこんな事無いように
しっかりと2人には言っといてね
美マ:分かりました
祐マ:しっかり言っておきます
奈:頼んだよ
祐美:はい!
マネージャーは車に美月と与田を乗せ
美マ:梅ちゃんも一緒に乗る?
祐マ:飛鳥さんも一緒に居た方が
安心だと思いますけど
奈:そうね、梅ちゃんと飛鳥も
この2人と一緒に帰ろうか
梅:分かりました
お願いします
飛:はぁ眠い…じゃあ奈々未〇〇
また明日な👋
〇:おやすみなさい笑
4人は車で帰って行った
奈:よしっあとはあの4人だよね
〇:どうします?
もう夜も遅いですし
奈:どうしようか?
〇:明日って5期生は撮影でしたよね?
奈:そうだよ
紹介動画の撮影だね
〇:そしたら、僕明日井上さんと菅原
さんと一緒に来ますよ
奈:え?
〇:もう夜遅いですし、この2人だけ
僕の家に泊まらせます
奈:うん…分かった
じゃあ私は遥香とさくの事送るよ
〇:お願いします
2人は家の中に入り、リビングに行くと
和と咲月はソファで楽しそうに話していた
〇:あれ?さくと遥香は
和:あっ何か今日〇〇さんの家に泊まる
とかって言ってましたよ
〇:はぁ?
咲:今、お2人一緒に風呂に入りに行きました
〇:あいつら…
奈:はぁ…仕方ないわね
今日は4人とも〇〇君の家に泊まるか
〇:そうですね
奈:私も泊まろうかな?
家帰るのめんどくさいし笑
〇:いいですよ笑
奈々未さんも居た方が助かります笑
奈:あらそう笑
じゃあお願いしよ
こうして5人は〇〇の家に泊まることに
なった
さ:ふぅ…さっぱりした
〇〇、ぶーんで髪乾かして
〇:そのくらい自分でしろよ笑
あと後輩の前で恥ずかしくないのか笑
さ:え?
さくらはソファを見ると
咲:可愛い…
和:ぶーんだって…可愛すぎるよ///
さ:2人とも居たの///
〇:この2人も泊まる事になったからね
さく、恥ずかしい所見られたね笑
さ:もうやめてよ…///
さくらの顔が恥ずかしくて赤くなる
〇:はい、ぶーんしてあげるから
ここに座って笑
さ:〇〇!
〇:ごめんごめん笑
さ:もう…
〇〇はさくらの髪をドライヤーで乾かす
〇:さく、綺麗な髪してるね
さ:そう?
〇:ツルツルじゃん
さ:ありがとう笑
それから2人はたわいもない話をして
いると奈々未が風呂から上がって来る
奈:咲月ちゃん和ちゃん
お風呂ありがとね
入って来ていいよ
咲:和、一緒に入る?
和:えー恥ずかしいよ
それに、2人で入ったら狭いし
咲:え〜入ろうよ和
咲月は和の腕をぐいぐいと引っ張る
和:分かった、分かったっから
〇〇さんお風呂入って来ますね
〇:ゆっくり入って来な
咲:よっしゃ和行くぞ
和:待ってよさっちゃん
2人は風呂に入りに行った
奈:何か暑いな…飲み物買って来ようか
遥:あっ私も行きます
奈:じゃあ遥香も一緒に行こうか
遥:はい
遥香はさくら横を通り過ぎる時に
遥:さく、頑張れ
そう言い奈々未と一緒にコンビニに行った
2人になった〇〇とさくら
さ:ねぇ…〇〇
〇:ん?
さ:ちょっとね…私の話聞いてくれる?
〇:うん
〇〇はさくらの横に座る
〇:どうした?
さ:あのさ…〇〇はさ…
どうして和ちゃんのマネージャーに
なったの?
〇:…
さ:さく…〇〇に何かした?
したならさ…謝る…謝るからさ
さくの隣に戻って来てよ
〇:さく…
さ:もうさく…〇〇が居ないと無理だよ
さくらは大粒の涙を流す
そんなさくらを〇〇を抱き寄せ
頭を撫でる
〇:さくは何も悪くない…大丈夫
さ:…
〇:前も言っただろ
さくはもう僕が居なくても大丈夫だから
さ:大丈夫じゃないよ…
〇:さく…
さくらは〇〇の胸に顔を埋めて
泣いた
和:遠藤さん…
和はその姿を見ていた
すると突然肩を叩かれる
トントン
和:え?
和は後ろを向くと、奈々未と遥香が
立っていた
和:奈々未…賀喜さん
奈:和ちゃん上がるの早かったね笑
和:ちょっと忘れ物取りに戻って来たら
偶然聞いちゃって…
遥:そっか…
さ:うぅぅ…ぐすん
〇:大丈夫…今のさくなら大丈夫だよ
もう加入したての頃の弱いさくじゃないから…大丈夫
そう言い続けさくらの頭を優しく
撫でる
遥:あの…奈々未さん
奈:ん?
遥:何で〇〇をさくの専属マネージャーから外したんですか?
奈:…
遥:さくには…まだ〇〇が…
奈:分かってるわ…私も
遥:じゃあ何で
奈:頼まれたんだよ
和:頼まれた?
奈々未はあの頃を思い出すように
ゆっくりと話し出す
奈:うん…あの子に頼まれたの
さくの専属から外して欲しいって
遥和:えっ…
あれは数ヶ月前の事
〇:奈々未さん…今野さん…秋元先生
秋:どうした?
〇:ちょっと話がありまして
奈:何?
今:言ってみなさい
〇:はい
〇〇は3人の目を真っ直ぐに見つめ
ゆっくり話し出す
〇:僕を遠藤さくらの専属マネージャーから外してください
数秒の沈黙
奈:ちょっとどういう事よ〇〇君
〇:駄目ですかね?
今:当たり前だろ!
さくにはまだ、お前が必要なんだよ
〇:…
秋:〇〇君…説明しなさい
奈:秋元先生…
秋:〇〇君にも考えがあるはずだ
話を聞いてあげよう
今:そうですね
奈:はい…
〇:秋元先生…ありがとうございます
〇〇はゆっくりと話し出す
〇:さくにはまだ僕が必要なのは
分かってます
奈:じゃあ…
〇:でも…さくが…僕に頼ってばかり
いていいのかなって最近思うんです
秋:…
〇:加入前のさくは…本当に弱くて…
泣き虫で…正直センターに立てるなんて
思ってもいませんでした
奈:〇〇君…
〇:でも…あいつは…僕の想像を遥かに
超えて来ました
とんでもないスピードで成長してきました
今:〇〇…
〇:2回目のセンターごめフィンの時
改めて実感しました
秋:…
〇:それと同時に、もうさくの隣は
僕じゃなくても大丈夫だなと
思うようになりました
〇〇はさくらとの思い出を思い出す
ように話す
〇:あいつの隣に入れて僕は幸せ者です
辛いこともあったけど…
あいつを隣で支える事が出来て
良かったです
〇〇はそう言うと頭を深く下げ
〇:改めて…お願いします
遠藤さくらのマネージャーから
外してください
もうさくには…僕は必要ありません
そのくらいあいつは成長しました
奈:〇〇君…
奈々未は目に涙を浮かべる
〇:これからは、遠くからあいつの
成長を見守りたいと思います
〇〇は言い終わると秋元先生は
〇〇の隣に立ち、肩に手を置く
〇:秋元先生…
秋:分かった…遠藤の専属から外して
あげよう
奈今:…
〇:ありがとう…
秋:だけど、これだけは約束して欲しい
〇:?
秋:今まで通り遠藤の傍で支えて
やってくれ
時々で大丈夫だから
〇:いいんですか?
秋元先生は〇〇の頭を優しく撫でる
秋:まだ、遠藤には〇〇君が必要だからな
〇:…
秋:〇〇君…ありがとう
それとお疲れ様
〇:ありがとうございます…
〇〇は頭を下げた
奈:ってな感じかな
遥:〇〇…
奈:〇〇君はさくらの更なる成長を信じて専属マネージャーから外れたんだよ
和:そうだったんだ…
遥:…
その頃〇〇とさくらは
さ:ぐすん…
〇:落ち着いた?
さ:まだ…もっとギュッと抱き締めて
〇:わがままだな笑
ギュッ
さ:…
〇:ほんとに強くなったな…さく👋
さ:まだまだこれからだもん
〇:そっか…
さ:さくには…ぐすん
まだ〇〇が必要だもんぐすん
〇:ううん…もうさくは大丈夫
さ:…
〇:さく?
〇〇はさくらの顔を覗き込むと
寝ていた
〇:何だ寝ちゃったか👋
さ:zzZ
〇:遠藤さくらのマネージャーになれて
幸せだったよ…さく
色んな景色を見せてくれてありがとう
そう言い〇〇はさくらの頭を撫でた
さ:zzZ///
Finish
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