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”もう たぶらかされないで”

第5回大宅壮一ノンフィクション賞『なんで英語やるの?』中津燎子著

46年前 日本の英語教育に”はて?”を発し 当時メディアでバズり
教師たちに頼まれて始めた英語音声訓練を85歳で亡くなるまで実践した。
今年は中津センセの生誕百年に当たる。

記事タイトルは 12冊目の著書 『声を限りに蝉が哭く』での遺言
”ぜったいに戦争はダメ” 
”もう たぶらかされないで” 
これ まさに今でしょ と思った私は年賀状にも書きに書いた

センセは 発音の中津と言われがちだけど
異文化理解 アイデンティティ(中津訳=安定根) 対等な関係
帰国子女 などもキーワードだった
スターリンの旧ソ連で育った10年 戦中戦後と占領下の日本での10年
ケネディーとキング牧師のアメリカで10年
こんな人おる? おったんやて! そやから『語録』書かねば私

旧ソ連でセンセの家族はスパイ・ファミリーだった


お父さんは朝鮮旅行中 日本陸軍に拉致され現地通訳(スパイ)にされた
一時帰国で結婚し二児を連れ 再び旧ソ連へ
SPY・FAMILY でしょ?
年子のお兄さんは 日本で特攻隊員となったが運よく生き残り 
GHQ通訳の後 CIAに呼び寄せられモードだった時 米留学中のセンセが
NOを出したらしい。(子供たちへの人種差別を憂慮して)

Esquire Dec1991 特集記事”54年ぶりの帰郷”より







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