保育園と支援について考えたこと
こんばんは。GWもあと少しですね。
先日更新した「地方議員の対話会で見た違和感」に沢山コメントをいただき、ありがとうございました。
みきやさんのコメントから公立保育園の役割についてもう少し考えてみましたので、今日はこちらについてお話ししてみようと思います。
公立保育園の役割
保活で聞いた役割
・周辺保育園との連携(情報共有・研修・園庭プールの開放など)
・障害児の受け入れ(気持ちを切替えるための教室、広いトイレなど設備も充実)
・福祉的支援が必要な子どもの受け入れ
・一時預かりの受け入れ
これらは保活で保育園をめぐり、説明を聞く中で知りました(このnoteを書いていて、現地調査の大切さを今更ながら実感しました)
東洋経済オンラインより
こちらの記事ではもう一歩踏み込んだ内容で分かりやすく説明されています。
民営化が進んだ経緯も考えたこともありませんでしたが、財源だったのですね。
発達障害について
みきやさんもコメントでいわゆるグレーゾンの子について書かれていましたが、私の実体験にもつながることがありました。
(人様の子に診断がついているか、グレーゾーンなのか、定型発達なのか?などと当然聞けないですし、私の主観であることをご理解ください)
私の体験談
上の子が通っていた私立保育園での出来事です。
2つ下のクラスに他の子に危害を加えてしまう男の子がいました。
保育園内では有名だったようで、先生方はかなり注意していたようですが、人員不足の中ではどうしても目を離す時間は出来てしまい、私も送迎時に間に入って止めたこともあります。
息子は年上で体格も優っているので「全然大丈夫」と言っていましたが、小さい子供たちが怯えている様子を見て、大人は簡単に止められるけれど子供からしたらとてつもない恐怖なんだろうと感じました。
保育園にクレームを言う保護者(被害側)、転園していった家庭(被害側)
痩せ細ってしまったお母さん(加害側)、ホールの隅で先生と1:1で遊ぶその子
どちらか一方が悪いわけでもなく
保育園にも人員も空間も余裕がなく
起きた結果なんだろうと思います。
弁護しておくと、この保育園には他にも多様な子がいましたが、大きなトラブルも起きず卒園した子もいますので、保育園が悪いというわけではなく、様々な要因が絡んでの結果と考えています。
みきやさんがコメントでおっしゃっているように、グレーゾーンとなると受け入れ側も負荷が大きくなり、受入れを拒否する園・受入れているけれど支援が追いつかない園が増えてしまうのも残念ではありますが、致し方ないのかもしれません。
今の私に出来ること
量と質の双方の充実が必要なのに、人材を大切にしない、お金を回さない現実・・
残念ながら、一保護者の私に世界をひっくり返すような提案はできないのですが、一つだけ。先生方に感謝の気持ちをぜひ伝えてください。
昨年の保育面談で「娘をこの保育園に通わせて本当に良かったと思っています。先生方が冗談を言い合っていたり、娘の頑固っぷりを『娘ちゃん最高でしょ!?』と笑い飛ばしてくれて安心してお願いできます」と伝えたところ、
「私たち・・こんな・・感謝の言葉をいただくことがないので、今泣きそうです」と言われて驚きました。毎日当たり前のように預けていますが、私たち保護者もそれが当然となり、感謝や尊敬の念を伝えることを疎かにしていたのだと気付かされ反省しました。
最後に
Voicyパーソナリティの虹色の朝陽さんが幼稚園退園について話されている回が、私は忘れられません。有料ですがぜひ聞きていただきたいと思い、こちらにリンクを貼らせていただきました。
長文にお付き合いいただき、ありがとうございました。
保育園については思考の棚に入れて、またいつか記事にしたいと思います。