Run Girls, World!の感想など(前編)
5月20日、Run Girls, Run!待望の1stアルバム『Run Girls, World!』が発売されました。
シングルでも、ミニアルバムでもなく、ちゃんとアルバムです。
ホワイトデーやもち誕、はやまる誕など数々のイベントが消えていく中、延期などせず、期日通りに出してくれたことが、本当にありがたかったです。(お誕生日動画もそれはそれでいいものでしたが)
「3人4脚自由形」「Share the Night」「お茶会」「おやすみじかん」などの供給はありましたが(枚挙に暇がない)(嬉しい)、Run Girls, Run!を追う身として、やはり楽曲の供給は格別の喜びがありますね。
で、今回のアルバムの所感をちょっと書いておこうかなと思った訳です。あくまでいちランナー、いち個人としての感想であり、「は?解釈違いだわ」とか「感想浅w雑魚かよ」ってなったらご容赦頂けると幸いです。
(下線部は色々リンク貼ってあります、適宜ご参照ください)
Run Girls, World!
今回のセトリがこちら。
1.カケル×カケル
2.スライドライド
3.りんごの木 (新)
4.キラッとスタート
5.Go! Up! スターダム!
6.Break the Blue!!
7.Darling Darling (新)
8.never-ending!!
9.ダイヤモンドスマイル
10.水着とスイカ (新)
11.逆さまのガウディ (新)
12.Share the light
13.イルミナージュ・ランド (新)
14.ランガリング・シンガソング (新)
なんだこれ、、、全A面かよ……………
マジで全曲良すぎるわ………
リストだけで一生眺めてられる気もしますが、主旨から外れるので進めます。
何度か言及されてますが、順番がよく練られています。
はやまるソロの『りんごの木』後には主演を務めるプリ⭐︎チャン楽曲が並べられてますし、
もっちーソロの『Darling Darling』前にはもっちーの出演した『ガーリー・エアフォース』の『Break the Blue!!』が入っています。
あっちゃんソロの『逆さまのガウディ』に関しては初見では分からなかったのですが、聴き終わった今ではここ以外にあり得ないと断言できます。
理由は後述。
※加筆
順番を考えたのはマネージャーさんだそうです。御見それいたしました。
1.カケル×カケル
作詞:只野菜摘 作曲:神前 暁(MONACA) 編曲:広川恵一(MONACA)
初出は『Wake Up, Best! 3』
Run Girls, Run!のはじまりの曲。その圧倒的な疾走感はRun Girls, Run!というユニットのコンセプトをこれでもか!というくらいに詰め込んだ、珠玉の一曲となっています。まさしくアルバムの先陣を切るにふさわしいと言わざるを得ません。
開幕の静かなサウンドから、徐々に音色が増えていき、それが最高潮に上り詰めたところで、一気に爆発する。歪んだギターサウンドが最高に気持ちいい。
かと思えば、歌唱部分のサポートに回るかの如く一気に音量が下がる。そしてまたサビに向けてテンションが上がっていく。
そして、サビで再び弾ける。
このジェットコースターのような緩急こそがカケル×カケルの魅力なのかな、と思います。
緩急といっても、BPMは一貫して早いです。休ませる気ないなこの曲。
歌詞も、まさにRun Girls, Run!を体現していると言ってもいいでしょう。
静岡、長野、京都から集められた3人。故郷を離れ、芸能界に足を踏み入れることで、一足先に子供時代を卒業する。
だってだって尽くしの日々、郷愁の思いだって募る。
そんな中でも前に進もうと必死に足掻いている。
逃げの言葉だった「だって」はいつしか、立ち向かう「だって」になり、最後には確固たる意志としての「だって」に変わっていく。
「だって」と「ダッシュ」の韻の踏み方も妙技ですね。
ライブ映えも文句なしの一言。
ちなみにはやまるが一番好きな楽曲らしい。
2.スライドライド
作詞:只野菜摘 作曲・編曲:広川恵一(MONACA)
初出はシングル『スライドライド』
『デスマーチからはじまる異世界狂想曲』のOPテーマでもあります。
引き算の魔術師(勝手に言ってる)、広川恵一の真骨頂。
びっくりするくらい、音数が少ない。いやもちろん音は鳴ってるんですけど。
じゃあ物足りないか、というと全くそんなことはなくて、むしろバンドサウンドとしては十分すぎるくらいに完成度が高い。
カケルが音圧で緩急を取っているとしたら、スライドライドは音数で緩急をとっている、とでも言いましょうか。語彙力が足りなくてもどかしい。
Run Girls, Run!は比較的早い楽曲が多いのですが、この曲はその中でも屈指の高BPMです(多分200超えてる)。それでなんと4分半もある。なのに全く飽きさせないし聴き疲れもしない。なんだこの楽曲。
歌詞の方は、タイアップということもあり、世界観に寄り添った歌詞となっています。
「新世界への冒険」「流星の雨」「手にした力」などなど、見た人なら膝を叩くでしょう。
pride cried tried→tried→try slide と韻を踏みつつ上がっていく部分は思わず息を呑んでしまいます。
Run Girls, Run!にとって初のシングルでもあり、まさに「新世界への冒険」だったと言えます。
また初めてMVが出た曲でもあります(初手厚木さん美しすぎんか????)
サビのダンスが本当に印象的で、ライブでもとても盛り上がります。
「旅の道は続いてる~」辺りのダンスがお気に入り。
「3人4脚自由形」の#13でセルフコメンタリーしているため、そちらも併せてご覧ください。寒そう(こなみ)。
3.りんごの木
作詞:只野菜摘 作曲・編曲:広川恵一(MONACA)
歌:林 鼓子
初出は『Run Girls, World!』
歌:林 鼓子
この瞬間をどれだけ待ちわびたことでしょう。
はやまるの初ソロ楽曲です。
や、もうね、ダメなんだわ。感情になってしまうわ。
林鼓子の、林鼓子による、林鼓子のためだけの楽曲なんですよ。分かりますか??
はやまるに相応しい、イメージにぴったりの正統派ロックチューンです。
爽快感と疾走感に溢れたまっすぐなサウンドを、歌唱力おばけのはやまるが高らかに歌い上げていく。
その早さのあまり、曲も3分とたたず終わってしまいます。引き算しすぎだ広川恵一(すき)。
しかして、その3分に林鼓子の魅力がたっぷりつまっています。
通称『3分でわかる林鼓子』
ソロ曲全体に言えることですが、歌詞にそれぞれの名前や愛称が織り込まれています。
「座標軸は”ここ”だ」「”はやまる”上昇気流」「赤い”林”檎のような」
多分気付いていないだけでまだまだ色々なものが隠されているんだろうな。
人によっては「憧れさせただけで 遠ざかってしまうなんてずるいよ」という歌詞に感じ入る人もいるのではないでしょうか。
はやまるはこの曲を『応援歌』と捉えているようです。確かに前向きで繊細な歌詞と、アップテンポな曲調から元気が出ないときに聴くにはうってつけですね。
(じゃあお前Cメロなんなんだ急に挑発的蠱惑的になるなよギャップで死ぬだろ死んだわ好きになるだろもう好きだけど)
さて、このアルバムにおいて、『りんごの木』がここに置かれた理由。
先ほど『スライドライド』のBPMについては言及しましたが、こちらの曲も負けず劣らず早いです(多分190くらい)。
単体で聴くと、あっという間に終わってしまい、拾い漏らす表現が多々存在しますが、アルバムの通しで聴くと
『スライドライド』BPM(およそ)200ちょい
『りんごの木』BPM(およそ)190前後
そう、わずかながら遅く感じるんですね。
これによって歌い上げ方や、歌詞の意味など様々な要素を拾いやすくしていると感じます。(オタク特有の勘違い)
もちろん正統派ロックというのは比較的万人受けしやすいのもあり、たくさんの世界観に入る前に、純なはやまるの歌声を届けたかった、という意図も多分に存在すると思います。
これについては、まだまだ考える必要がありそうです。
はやまる曰く「ライブでは、頭を振って腕を上げてみんなで盛り上がりたい」とのことなのでライブで聴くのが楽しみな曲筆頭です。
4.キラッとスタート
作詞:古屋 真 作曲:オオヤギヒロオ 編曲:陶山 隼
初出はシングル『キラッとスタート』
『キラッとプリ☆チャン』の最初のOPでもあります。お世話になってます。
や っ ぱ こ れ だ ね 。
や、もう説明いる?分かるでしょ?分かるよね。
女児向けアニメのOPとしても、オタク向け楽曲としても満点でしょ。7兆点、優勝。
あたまゴチンする桃山さんすき。
ウルトラスーパーキャッチー(あたまわるわる言語)を形にしたような曲調に、作品のキーワードを詰め込んだ歌詞、いや詰め込んだというかそれしかないわ。理屈より感情で理解する楽曲。
へにょ顔みらいちゃんすき。
アニメ方面の掘り下げはプリ☆チャン(ガチ)勢に任せるとして、Run Girls, Run!側の掘り下げをば。
この曲、Run Girls, Run!メンバー3人満場一致で『朝に聴いて欲しい曲』です。
通勤中、通学中などの眠いな―やる気でないなーって時に聴いて元気を出して欲しいとのこと。
確かに一発で目覚めますね、マジで身体が踊りだしそうになるから困る。
ガチダッシュももやんすき。
MVもオフショットのような楽しさが前面に出ており、フレッシュなRun Girls, Run!の魅力たっぷりの出来映えとなっています(MV内のsakuraとかyunaとかrinとかの元ネタが分からねえ…有識者教えてください)。
あとダンスがマジでヤバい、あと何回見られるか分からないから今のうちに現場で見ておくべき。バタバタすき。
(ちなみにちなむと落ちサビのコールは自粛勧告が出てます、世界混沌とかはアニクラで思う存分やろう!)
キラスタしか勝たん!wってみんな言ってる。俺も言ってる。そんな感じ。
5.Go! Up! スターダム!
作詞:藤林聖子 作曲:瀬尾祥太郎(MONACA) 編曲:広川恵一(MONACA),瀬尾祥太郎(MONACA)
初出はシングル『Go! Up! スターダム!』
『キラッとプリ☆チャン』の2ndOPでもあります。またお世話になります。
前に身内にドヤ語りしたことがあるんです。
「プリチャンのOPは静と動でバランスを取っている。キラスタは動だからゴアスタはどっちかというと静やな」
いや……もう……ホントにごめんなさい。二度と言いません。
確かにキラスタと比べると、開幕の音圧は控えめで、徐々に盛り上がっていくスタイルが取られています。
だが、その盛り上がりがすごい。
軽快なコールから、駆け上がっていくテンションとコード、そしてサビを迎えるのですが、この曲サビ終わっても盛り上がり続けるんですよね。お前どこまで行くんだ。
最後にブレイクを挟んでからの、ラスサビ。だいたいここで泣く。泣け。
いや本当に全体での一貫性がすごい。芸術品でしょこれ。
サビの最後のギターが「テーレーレーレーレ」って鳴るところの手のフリ、あれ階段登ってます。
歌詞の方は、キラスタが新しく始まるワクワクを前面に出してるのと対照的に、挫折や不安などの少し弱い面やチームワークを重視した歌詞が見られて、物語の次なる展開を示唆しています。
「それぞれのカラー 見つけ出して」「誰とも違う 魅力で光る」
もう最高にプリ☆チャンって感じしませんか?(個人の感想です)
「輝くために 生まれてきたの」←これほんとすきマジ好きあいしてる
しかも二度も言う、嬉しいありがとう。
MVは学校が舞台になってます。今しかない青春と、アイドルになるための努力、成長性がマッチした爽やかなものとなっています。
(Bメロの振り付け教える厚木さんマジで好きすぎる。無限に見てる)
(もっちー制服似合いすぎだろ最年少か??)
(一番多動しそうなはやまるが座って歌ってるのが面白い)
Go!Up!スターダム!駆け上がってくれます。
MVも楽曲も一番好きな曲です。
6.Break the Blue!!
作詞:RINA 作曲・編曲:高瀬一矢
初出は両A面シングル『Break the Blue!!/never-ending!!』
『ガーリー・エアフォース』のOPテーマでもあります。もっちーが主演です。
「BARBIE 01, cleared for take off …」
Break the Blue!!はRun Girls, Run!にとっても新たな境地であったと思います。
いわゆる「カッコイイ」系。
かつての『サクラジェラート』とも『カケル×カケル』とも違うテクノロック(っていうのかな)な曲調。
普段と違った、荒々しくも、凛とした歌い方。
ゴアスタの後に、これ置くんだからそのインパクトは増大するしかないわよね。
この曲に関してはMV見てもらうのが一番早いと思います。
やっべかっこいい。ってなるから。
Run Girls, Run!においては『可愛い担当』としてその地位を確固たるものとしてきたリーダーのもっちー。
なんだこの引き出しは。こんなこと出来るのか。あの、もっちーが!?(森嶋さん推しの皆さんごめんなさい)ってなるから。
『ガーリー・エアフォース』に出演したもっちーをフィーチャーするように、MVでももっちーセンターのフォーメーションです。
あと風強い、寒そう。実際寒かったらしい。
(あと出来れば厚木基地で撮って欲しかった。無理?そんなー)
歌詞は、やはりタイアップなので世界観をかなり意識した作りになっています。そのため印象的な歌詞が多いです。これがまた振り付けとマッチしてて二度おいしい。()
「翼並べた fighter!!」のとことか他で見たことない振りでした。(こなみ)
開幕の「BARBIE 01, cleared for take off …」はもっちー演じるグリペンの台詞です。もっちーの推しポイントなので無限に聴いてね。
ライブだとリウムが真っ青になって綺麗。(オイオイ盤面全員厚木推しじゃん)(赤橙ピンクのままの人も割といる)
7.Darling Darling
作詞:高田 暁,Soflan Daichi 作曲・編曲:高田 暁
歌:森嶋優花
初出は『Run Girls, World!』
待ってくれ 森嶋優花 待ってくれ
いやわかる。完全に森嶋優花然としてるんだ。「はいかわいいー!!!」なんだ。
BtB!!の後に置くのはヤバイって。
緩急が付きすぎてるだろ!!加減しろ!!こちとら危うく救急車だよ!!
マネさん「温度差で風邪を引け」
といった具合で開幕から可愛いがMAXで降りかかってくる。
しかもこの可愛い、濃度がとんでもない。
もっちーの普段の可愛いを、お砂糖とスパイスと(スペクタクルと)すてきなものをドッサリ振りかけておなべでコトコト煮込みましたってレベルで可愛い。俺も何を言ってるか分からない。
この曲ズルいんだわ。こんなに『可愛い』振りまいておいて最後の最後まで「”もっちー”ろん」使わないんだわ。
マジでズルい。こんなん好きになるでしょ。好きだよ。最高よ。
なんか歌詞とか曲調とか言及するのどうよ?めっちゃ無粋な気がしてこない?理屈より感情で感じろPart2
今後絶対「もっちーキメる」って単語が飛び交う。
「はぁ…お仕事ちかれた…もっちーキメるか…」
「ライブ前だしとりあえず1もっちーキメとくか!」
みたいな。俺によし、お前によし。もっちーは世界を救う。
※加筆
もっちーからアイラビューを伝える許可が下りました。ライブでは容量用法を守って節度のあるアイラビューをしましょう。
長くなりそうだったのでここで一旦区切ります。
後編書けました→ここ