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素晴らしい日々

人間関係って不思議だね。
君はどう思う??

昨日は君の大親友と
2年ぶりにあった。
懐かしかったね。

本当に君たちは
産まれた時から
ずいぶん長いあいだ
時間を過ごした。

思いおこせば 
我々家族とその友人家族は
何度も一緒に海外旅行に行った。
たまたま旅人同士だったんだ。

我々は一人っ子の家族なので
とても助かった。

何より君が楽しそうだった。
兄弟の様に過ごす日々。

ある日友人がニュージーランドに
移住したいと言い始めた。

申し訳ないが互いに
金銭の余裕は無い。はず。
何を言い出すのだと思った。
が、響くものがある。

我々も一緒に移住しては?
勝手な話だ。
でもお父ちゃんは本気だった。
我々も海外に住んでみたかった。
彼ら家族とならば実現できる
本気でそう思った。

が、しかしコロナが突然やって来て
そんな話もうやむやになり
やがて海の近い生活を望み
伊豆に引っ越していった。

とつぜん心にぼっかり穴が
出来た気分だった。
それだけ友人家族に依存していたのだ。
依存が全て悪いとは思わないが
空虚な日々が続いた。

そんなタイミングで
また他の友人家族と
過ごすようになった。

コロナでお互いに仕事が出来ず
その友人宅に2ヶ月程共同生活をした。
そこの家族は女の子の姉妹だったが
とても仲良く過ごしていた。

そのうちコロナがあけて
友人宅が遠い事もあり
足が遠のいてしまった。

そして君が小学生になるタイミングで
また近所の家族と
親しく過ごす様になった。

とても流動的な人間関係だ。
互いに仲がわるい訳では無い。
むしろ居心地が良い関係だと思う。

そんな人間関係が日本中どころか
世界中にもある事に気づいた。

どうだろうか。
君はどう思う。

お父ちゃんは今の閉塞感や
不自由さに息苦しさ。
これは固定化された
人間関係にあると感じている。

余りにコミュニティや
人間関係が狭いと
何か不具合があると
途端に息苦しい状態となってしまう。

もっと組織というか
仲間。
必要な時に集まり
目標が終わったら
それぞれ新しい場所へ移る。

そんな緩くて軽やかな
新しい人間関係。

縛りつけない譲り合う
自由な人間関係。

そんな有り方どうだろうか? 
とても心が自由に感じないか?

密教にそれに似た組織の在り方が
ガナ
と言うらしいが
全くその構造と同じだった。

もうすぐ君は
インドに行く事になる。

ゴアと言う海辺の町。
夕日が沈むあの海の向こうは
アフリカだぞ。
君はどう思う?

そのうちカナダの
ロッキー山脈がある街
キャンモアに行くだろう。
裏山にグリズリーが住んでる。
冬になると窓の外に
オーロラが見える。

君は自由だ。
何処にでも行ける。
本来、僕らは自由なんだ。

そして日々は移りゆくし
移ろいやすい。
諸行無常。
決して悲しいものではない。
真理なのだから。

君に伝えたい事は
君は何処にでも行けるし
実際に仲間が世界中にいるんだ。

必ず人生は行き詰まるものだ。
そんな時は絶望もほどほどに。
目を閉じれば
君の内側に世界が広がるはず。

想像してほしい。
君は自由です。

ありがとう2024年。
君への手紙22








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