内向的リーダーでも築ける:自立したキャリアのための、依存先の作り方
こんばんは、本日もお疲れ様です。
鬱気味で内向的なコンサルさんです。
皆さんは、パーティーや交流会、得意ですか?
私は先月、会社の新年度全社集会がありました。昨年度の業績報告から本年度の展望についての真面目な話を終え、夕方からはそのまま立食パーティーが開催されました。
こうした場で新しいコネクションを作り、新たな提案機会やビジネスチャンスを模索することが期待されているのだと頭では分かっているものの中々気持ちはついてこず、交流会やパーティーに参加しても何を話していいかわからず、壁になってしまうことがあります。
本記事を読んでくださる方の中には、私と同じように、大きな集まりや社交的なイベントで自分を表現することが難しいと感じる方も多いかと思います。今回は、ネットワーキングの効果と、内向的な性格がもたらす特有の課題、そして私なりのネットワークの作り方や維持するための心がけを共有させてもらえたらと思います。
ネットワーキングの価値
私にとって、依存先が多様化することによる精神的な安心感の向上が最も大きな効果だと思っています。
自立するために、依存先を増やすこと
これは逆説的に聞こえますが、小児科学研究の熊谷晋一郎 准教授として有名な言葉から引用させていただいています。
多様なコミュニティに属することで、会社だけに依存するリスクを減らし、精神的な安心感を得ることができます。
もう少し具体的に言うと、「自分が会社を辞めても失わない、ポータブルなスキルや人脈の比率を上げること」です。この比率を上げていくことが、キャリアの安定性に繋がる、キャリアプラン上の自立に繋がるのです。
こうして自立度が高まり精神的な安心感が得られると、結果として日常的なパフォーマンスの向上に直接的につながります。さらに、複数の依存先を持つことで、それぞれの関係性を長く維持し、必要な時には相談や助言を求めやすくなります。
どのようにして最初のネットワークを築くのか
とは言ったものの、冒頭でお話した通り、交流会やパーティーのような場でやみくもに知り合いを増やすことは、私には向いていませんでした。
そこで目を付けたのは、専門性を活かしたコミュニティやボランティア活動です。これらの場では、共通の関心事が話の出発点となり、自然と会話が生まれやすいです。
例えば、私は管理職としてプロジェクトマネジメントに関する資格(PMP)を取得しており、この資格の認定団体(PMI)の支部活動に登録し、コミュニティメンバー向けの勉強会やボランティア活動に参加しています。比較的似た職種や動機の方を見つけやすく、共通の目標に向かって活動するため、会話の土台を見つけやすく、何とか繋がりを築くことができています。
他には、以前紹介させていただいた「静かな人の戦略書」の著者が紹介して
いる、「あえて前に出る」というテクニックも効果的だと思います。
結論
内向的な人ほど、コミュニティに積極的に参加することで、大きなメリットを得ることができます。これは単に社交的な利点だけでなく、キャリアや個人生活における安定感をもたらす重要なステップです。皆さんも、自分の興味や専門性を活かせる場を見つけ、新たな一歩を踏み出してみてはいかがでしょうか。