言葉の捉え方
石の上にも3年
という言葉がありますが、皆さんはどう捉えますか?
冷たい石でも三年間座り続ければ暖まることから転じて、何事にも忍耐強さが大切だということ。
「三年」は三年ちょうどの意味ではなく、多くの月日を表している。
「石の上にも三年居れば暖まる」ともいう。
このような意味合いを持つ諺です。今ではこんなこと言う人はほぼ見かけなくなってきました。如何にも昭和の根性論大好きな人が使う言葉かもしれません。
私的には好きな言葉のひとつです。ただ、何でもかんでも忍耐強く辛抱(我慢)すればいいかというとそうではありません。
忍耐強く=我慢する
ではありません。忍耐強くとは継続することだと私は思っています。しかし、「石の上にも3年だよ」なんて言うと、一般的には我慢しなさいと言われてるように聞こえます。
でも、我慢しなさいと捉えるか、継続して努力することが大事なんだよと捉えるかで、受け手にとっての意味合いが全然変わってきますよね。言葉の捉え方の問題なのです。
同じ言葉でも、かけられるシチュエーションや相手が違えば、その意味合いが違ってくる時があります。
例えば、「頑張っていこう」という一言も、上司から言われた場合は、言葉の裏に期待が込められていますし、同僚から言われれば一緒にやっていこう・・・なんて意味合いが込められたりします。
コミュニケーションについて真面目に考えるのであれば、言葉の意味についても深く考えていきたいものです。