韮之介の一年
風がふんわり温かく感じる3月。
待ちわびていた春。
少しずつ力を増してきた春の陽射しで、細長い葉もぐんぐん伸びてくる。
白い顎髭も伸びてくる。
長く伸びた葉の分かれ目を土で埋めると、新しい葉が伸びてくる。
そして、土の中では小顔の僕が増えていく。
長く伸びた葉の分かれ目を埋めないように土を寄せると、新しい葉が伸びてこない。
葉にいくはずだった栄養は、僕の顔に届けられ、大顔の僕ができるんだよ。
不思議だね。おもしろいね。
待ちわびていた春。
少しずつ力を増してきた春の陽射しで、細長い葉もぐんぐん伸びてくる。
白い顎髭も伸びてくる。
長く伸びた葉の分かれ目を土で埋めると、新しい葉が伸びてくる。
そして、土の中では小顔の僕が増えていく。
長く伸びた葉の分かれ目を埋めないように土を寄せると、新しい葉が伸びてこない。
葉にいくはずだった栄養は、僕の顔に届けられ、大顔の僕ができるんだよ。
不思議だね。おもしろいね。